2014年 SEO Google検索アルゴリズムのアップデートまとめ
2014年に Google が公表した検索アルゴリズム更新・変更発表のまとめ。
トップヘビー・アルゴリズム(2014年2月)
トップヘビー・アルゴリズム(Top Heavy Algorithm)は、ウェブページのレイアウトを分析し、ファーストビューが過剰な広告で埋め尽くされ、主たるコンテンツを見つけづらい状態にあるウェブページの検索順位を下げる働きをするアルゴリズム。初めて公式にリリースされたのが2012年1月だが、2014年2月にそのアルゴリズムが更新された。
パンダアップデート(2014年5月、9月)
コンテンツ品質評価に関するアルゴリズム更新を指すパンダアップデート(Panda Update)が2014年5月に実施された。SEO業界ではその更新内容や回数から、5月の更新をパンダアップデート4.0と呼んでいる。
パンダは2011年2月に登場してから3年が経過しているが、コンセプトは最初の登場時に Google から説明された通り「ユーザーに有益なコンテンツを提供しているページを上位に表示されるようにする」「薄っぺらな、役に立たないコンテンツを検索上位に表示されないようにする」ことにある。最初のアップデート投入直後は特に、デマンドメディアに代表されるコンテンツファームが多大なるダメージを受けたことで知られる。
ペイデイローン・アップデート(2014年5月、6月)
Payday Loan(ペイデイローン)アップデートは、特にウェブスパムが横行する検索クエリやウェブページをターゲットとして実施されたアルゴリズムのアップデート。これらの検索クエリやウェブページで顕著なリンク構築スキームや各種のウェブスパムに対応することが目的とされる。
ウェブスパムが横行する検索クエリとは、日本語であれば「ダイエット」「バイアグラ」「パチンコ」「ローン」「キャッシング」などが該当すると思われるが、具体的なキーワードは不明。
ピジョン・アップデート(2014年7月)
ピジョン・アップデート(Pigeon Update)は、ローカル検索結果の全般的な品質改善を目的としたアルゴリズムのアップデート。ローカル検索のランキング決定時に、ウェブ検索で利用してきた検索技術やシグナルの多くを取り入れることで、関連性の高い地域情報をユーザーに提示できるように。
HTTPS/SSLをランキングシグナルに採用(2014/08)
名称なし。SSL暗号化されていることを検索順位を決定するための1つの要素として採用することを公式に発表した。ただし、現時点で検索順位への影響は軽微、数百あるシグナルの1つに過ぎないとの説明。URL単位で、クローラ(googlebot)がHTTPSのURLをインデックスした時点でリアルタイムに検索順位に反映される仕様。
実質的な「モバイルUX」基準を検索順位へ反映する試み(2014/11)
名称なし。スマホ利用者の検索体験を豊かにするために、Webサイトの「モバイルフレンドリー」を検索順位へ反映するための実験的な試みを実施していることを発表。具体的な内容は不明だが、近年の Google の取り組みやアプローチを踏まえると、実質的に「モバイルユーザーエクスペリエンス(モバイルUX)」や「モバイルのユーザー体験」といった要因が検索順位に反映されてくると考えられる。
ペンギン・アップデート(2014年10月~)
ペンギンアップデート(Penguin Update)は、隠しリンクや隠しテキスト、過剰アンカーテキスト一致、ゴミのようなリンク集からのリンクといった、ウェブスパム全般を排除して検索品質を改善することを目指したアルゴリズムのアップデート。2012年4月が初めてリリースされた時(1.0)で、翌年5月に(ペンギン2.0)、今年10月(ペンギン3.0)と更新されている。
ベニス・アップデート(2014年12月?)
ベニスアップデート(Venice Update)は、検索利用者の現在地にあわせてウェブ検索結果をパーソナライズ(ローカライズ)して、利用者の近辺の飲食店や施設を検索結果に表示するアルゴリズム。
まとめ
googleは絶え間なくアップデートを繰り返していますが、大きな流れはモバイルに来ているようです。この流れは2008年ほどから進められていますが、スマートホンの流行で急速なスピードで推し進めれています。
そのほかに細かい変更点は
著者情報の廃止
Google、著者情報プログラムを完全廃止
HTTPSがランキング要因に
Google、SSL/HTTPSをランキングアルゴリズムに採用することを決定
JavaScriptをGooglebotが実行可能に
Google、JavaScriptの処理能力を向上。ウェブマスターツールにJS診断ツールを提供予定。
Google品質評価ガイドラインに追加された「E-A-T」
Googleの検索品質評価ガイドラインが大幅改定、高品質サイトに求められるのは「E-A-T」
などが挙げられるようです。
話をもう一モバイルに戻します
Sharetubeの流入数は大体がモバイル(スマホ)です。
もうちょっと多いのかなって感じていたのですが、68.6%もの流入がスマホだってことは驚きです。去年は4割くらいだった様な気がします。(別サイト)
今年、来年あたりでスマホの流入数が頭打ちになりスマホの上昇は安定期に入り、徐々に下がることでしょう。ですがその期間はかなり長いかと思いますので、今年はよりモバイル向けにコンテンツもサイトも構築していく事がキモになりますので、まだモバイル対応をしていないサイトをお持ちでしたら、すぐにでもモバイル対応を行うといいでしょう。