【2017年夏】上映中作品も!7・8・9月に公開されたホラー映画まとめ
2017年夏に公開されたホラー映画をご紹介!
暑い時期、夏といえばホラー…ということで、2017年7~9月に日本で公開されたホラー映画についてまとめました。心理的恐怖からパニック系まで楽しめる夏になりました。限定上映作品もございますので、詳しくは公式HPにてご確認をお願いいたします。
The Witch/ウィッチ
2016年2月にアメリカ・カナダで公開され、日本では2017年7月に公開された『ウィッチ』です。1630年、ニューイングランドに住む夫婦は、キリスト教を徹底した生活のために5人の子どもを連れて荒れ地に引っ越します。
しかしある日、5人の子供の1人赤ん坊のサムが何者かに連れ去られ、行方不明となってしまう。家族が悲しみに沈む中、ウィリアムは美しく成長した娘のトマシンが魔女ではないかとの疑いを抱く。
疑われた美しい少女を筆頭に、家族は実体のない魔女によって狂気の世界へ…。
心理的恐怖もアリ
終始キリスト教、とくに魔女をメインにストーリーが進んでいきます。宗教色の強いホラー映画ですが、ワー!キャー!という感じではありません。はじめは静かに、物語が展開するにつれて徐々に恐怖が増していく感じです。家族の小さなコミュニティのなかでひとりに疑いを向けてしまう人間の闇も描かれています。
「こわい」「こわくない」が二分する作品
茶色を基調によい雰囲気を作っている。しかし、主人公の美しさに魅せられる場面が多いかな。怖さはそれほどでもない
出典:ウィッチ(2015) - 映画情報・レビュー・評価・キャスト 絶望感や音楽の禍々しさが半端ではない。 出典:怖すぎ - ユーザーレビュー - ウィッチ - 作品 - Yahoo!映画
ひたすら怖かった。お化けのこわさより、人間的な恐怖の方が強く感じる作品ですね。芸術視点で観てもおもしろいです。
公式ホームページはコチラ↓
http://www.interfilm.co.jp/thewitch/
“最も不気味で、最も美しい―至極のダーク・ファンタジア サンダンス映画祭監督賞受賞 全米大ヒット&3週連続ランクイン!
バイバイマン
2017年1月にアメリカ、7月8日に日本で公開された『バイバイマン』です。「Don"t saying, don"t thinking!!」のセリフが印象的なこの映画。考えたらダメって…「考えないようにしよう」と思った時点で考えてるので理不尽極まりないですが、それがホラーの呪いです。
あらすじ
都会から遠く離れた大きなお屋敷に引っ越してきた3人は、すぐに妙な怪奇現象に悩まされます。そんなとき「言うな、考えるな。バイバイマンの名を」という意味深なメッセージを見つけます。そのときは特に気に留めず、やがて3人の好奇心から開かれる降霊会。のちに待ち受ける恐怖を知るはずもなく、禁断の言葉を口にしてしまい…。
ホラー作品のわりには(?)高評価
ハリウッドホラーでここまで怖いと感じたのは久しぶりかも。カメラワーク、不気味な音楽、効果音。
どれをとっても最高レベルの恐怖。
予告動画でなんとなく分かるかと思いますが、飛び上がる系ホラーです。心臓の弱い方はご注意ください。
派手な映画ではないけど、じわじわ来る都市伝説系のホラーで、カメラワークが拍車をかけてくる。 設定が面白く、「ソウ」が好きな人はハマるかと。
謎を突き止めたい人には向かない?
終始ドキドキさせられて楽しいホラー映画ですが、いくつかの謎を残したままエンドロールをむかえてしまうのが低評価ポイント。あれってどういうこと?と疑問をもったら解決するまでモヤモヤする…という方は、少々後味が悪いと感じてしまうかもしれません。
最後まで教えずに永延と引っ張っていく、続編で明らかになるのか?
続編があればですが...
エンディングとしては続編も作れそうですが、本作で残した謎は解明されるなら気になりますね。続編があれば…。
公式ホームページはコチラ↓
考えるな。映画『バイバイマン』公式サイト。2017年7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!
新感染 ファイナル・エクスプレス
2016年7月に韓国で制作・公開、2017年9月1日に日本で公開された『新感染 ファイナル・エクスプレス』です。ひとことで言うと、超スピード感あふれるゾンビ映画。主人公が乗る電車のなかで悲劇が始まるのですが、時速300㎞の車内でゾンビとたたかいます。
ゾンビから逃れる人たちの心情が描かれる
噛みつかれて感染して逃げて…の繰り返しというのはゾンビ映画のそれですが、命のためにあらわれる本性が上手に描かれている作品です。愛する者のために命を顧みない人もいれば、自分の命のためだけに犠牲者を増やす人も。そんな人間のエゴや黒い部分にも恐怖を感じます。
ゾンビ映画なのにラストで涙?
息もつかせぬこの展開の速さがこの作品の最大の見所ですね。それに加えて、大人たちのエゴや父娘の悲しい和解がきちっとストーリに織り込まれていて実に深い作品に仕上がっておりました。
出典:新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価 - 映画.com
どん!と始まってバーッとすすむ感じです。ストーリーの展開は新幹線なみに早いです。新幹線、しんかんせん、新感染…題名ってわざとダジャレにしてるんでしょうか。
この映画でオニ泣きできた人は、「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」でもオニ泣けるはず。
出典:新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価 - 映画.com
逆に言えば、クレヨンしんちゃんで泣ける人でゾンビ系が好きならこれはめちゃめちゃおすすめってことですね!
公式ホームページはコチラ↓
映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』 生か死かー時速300km超のノンストップ・サバイバル!全世界映画祭で大絶賛!!
ソウル・ステーション/パンデミック
「新感染 ファイナル・エクスプレス」のプロローグ的なストーリーになっているのが『ソウル・ステーション/パンデミック』です。ソウル駅で拡大するゾンビ感染と、たった一人でゾンビから逃げる少女がメインに描かれています。こちらもやはり韓国映画らしく人間的背景がびっしり詰まっているのでいろんなホラー要素が楽しめる作品です。
前作に比べて評価は低め…
絶賛公開中の映画の評価が低いことを言うべきではないのでしょうが、前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」に比べると意外と低評価が多くみられます。
すんなりソウル駅につながるかと思いきや…終盤はまさかの展開。ホームレスやら住宅事情やら貧富の差やら、およそゾンビネタに似つかわないストーリーにビックリ。
出典:ソウル・ステーション パンデミックのレビュー・感想・評価 - 映画.com
前作の前日譚として知られていますが、ゾンビ発生にまつわる原因という原因は特に明かされません。…が、ラストは意外な展開です。
公式ホームページはコチラ↓
「新感染ファイナルエクスプレス」のヨン・サンホ監督、最高傑作長編アニメ!!9月30日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー!!
劇場版ほんとうにあった怖い話2017
夏と言えばコレ!というくらい定番な恐怖番組の劇場版、9月16日公開の『劇場版 ほんとうにあった怖い話2017』です。全3話で構成されています。
第1話 進学校のカイダン
ある学校の実験室での体験談。ある期間に実験室に入った生徒は呪われるという噂を無視して入室した女子高生。暗くて不気味な実験室を舞台に恐怖が待ち受けています。
第2話 謎の男
楽しみにしていた旅行中、荒らされた部屋に愕然とする女子高生。隣の男の仕業か?怪しすぎる男が女子大生に恐怖の世界を体験させます。
第3話 顔を見るな
大学生が、遊び心を高ぶらせて肝試しに心霊スポットへ。そのとき写り込んでしまった怨念によって、現実とは思えない恐怖に陥れられます。
ゴースト・ロード
2017年9月30日に公開された『ゴースト・ロード』。関西弁のロッカー(延原達治)主演のホラーコメディです。ひょんなことから手に入れたギターアンプから始まる幽霊との物語。邦画のようですが本編は英語仕様。ストーリーも映像も新鮮な作品です。
出演者の芝居がうまい訳でも、セットが豪華な訳でもなく、全体にチープに作られてるのだが、これを狙って作られているとしたら大成功。全編通して流れる音楽がとっても効果的で、サントラが欲しくなった。
出典:ゴーストロード(2017) - 映画情報・レビュー・評価・キャスト 長時間の映画だったのですが、あっという間に感じました。 出典:NEWシネマ歌舞伎 四谷怪談のレビュー・感想・評価 - 映画.com
最初はやっぱり難しいなぁと感じていたのですが、言葉も次第に慣れてくるんですね。1959年に封切された東海道四谷怪談を観てから本作を観ると、もっとおもしろいかもしれません。あの映画が歌舞伎ではこうなるのか…とホラーや歌舞伎に対しての視野が広がります。
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