これだけあれば充分!料理人が勧めるレシピ本の選び方
書店の一角にはレシピ本で埋め尽くされたエリアがありますが、どれを選んでいいか分からないですよね。そこで、料理人の目線から選ぶ、初心者でも使い勝手のいいレシピ本の選び方を書いていきます。
家にある調理器具で作れる
逐一料理を覚えるのに道具が増えていったら、置き場に困りますよね。なので、どこの家庭にもある必要最低限の調理器具で作れる内容であることは重要です。ここで指す最低限は、まな板・包丁・フライパン・鍋・炊飯器の5点です。この器具があれば大概
の料理は作れます。タイトルに「フライパン一つで作れる○○」「炊飯器で作る○○」と付く書籍はチェックしてみましょう。
最近はスキレットパンや無水鍋・ノンフライ等の凝った調理器具も多いですが、それらは料理の基本を押さえてから手を出した方がいいでしょう。
余談ですが、料理を盛る器も家にあるもの前提で考えたほうが良いです。
材料が手に入りやすい・同じ材料で作れる料理が載っている
レシピ本だけでなく料理教室にも同じようなことが言えますが、特別感を出しすぎて”その食材はどこで買えるんですか!?”という物が載ってる場合があります。その手の食材は、余らせると使い回しに困るものがあります。料理が美味くなる=特別な日だけ料理するではないので、普段使いの食材が多く載る書籍の方がお勧めです。
また、レシピ本の中で食材の使い回しができると冷蔵庫や食材の効率も良くなります。偏食やアレルギー・ベジタリアン以外の人は肉や魚は主要エネルギー源なので毎日摂る前提として、主要な野菜1品目につき3レシピくらい載っていると便利です。
調理工程が簡潔
ありがちなレシピ本は細かい分量とつらつらと10~15行程の手順が書いてあり、間に4ヶ所くらい写真を挟んでいます。分量を守って何回作っても同じ味が出せることは良いことですが、時間がない人は逐一量るのが面倒かと思います。家庭料理は多少味がブレても栄養バランスが取れていて美味しければ正解なので、行程の細かさにこだわる必要は無いと思います。なので、3~5ステップで調理が終わる、薄めのレシピ本がオススメです。
特に、ページサイズがA6以下のおつまみレシピ本には簡潔なタイプが多いです。
使い回しができるタレ・ソース・仕込みのレシピがある
料理のレパートリーを増やす上で一番手っ取り早いのが、同じ味付けで違う食材です。例えば、肉じゃがの味付けが出来れば親子丼や角煮も作れます。和洋問わず、ソースやタレは使い回しのきく味付けが多いので、それらが多く載っているレシピ本は買って損はないと思います。タレもあくまで、作り方が簡潔なことが重要です。ソースやタレに特化した書籍などもあります。
また、ピクルスや塩漬け肉などの保存がきく仕込み・料理のレシピが載っているものは、お弁当等の普段使いにも重宝します。
まとめ
都合により具体的な書籍は上げられませんが、上記のことから、良いレシピ本はお金・時間・食材を無駄にしないことが大前提です。あとは自分の料理のレベルに合わせて少しずつ掘り下げていけば、何でも作れるようになります。なので、レシピを見る前に好奇心やチャレンジ精神もお忘れなく。
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