演劇助成金の「え」の字!その1「うち、貰えるんですか?」~演劇助成金についての講座~
「演劇助成金についての講座」を開講します!
この講座は、演劇人にも、その他観客の皆さんや、世間一般に広く知ってほしい内容です(大切な税金・国庫支出金の話なのですから)どの方々にもわかりやすいよう、努力しながら書いていきますのでよろしくおねがいします。
『演劇についての助成金、つまりは国や地方自治体からお金を貰える制度があるらしい、とは聞いて入るのだけど・・・』
みなさん、そういう制度はあるのは知っている。しかし、
よくわからないし、難しそう
ということで、触れないままでいる方がどれだけ多いことか。
実際問題として、ググってみましたが、詳しくこうした助成金に関することを書いているページがあまりありません
みんな公式のページを見るしかなくて、とっつきにくいと思います。
それでも、お金はいただけるならほしい!
誰もがそれは、思うところです。
一番に気になるところは、
うち(劇団)、もらえるんですか?
ということ。
はっきりいいます。
わかりません(笑)
その劇団ごとにコンサルティングして、強みや弱みなど色々調べなくては、貰えるかどうか?なんて判断つかないし。そして、仮にそうしたコンサルティングしたところで、助成は審査がありますから。その審査が100%通るなんて、言い切れません。
けれど『判断材料』はあります。
これを知るだけで、だいぶ違うと思います。
色々な考え方がありますが、とりあえず『芸術文化振興基金』のページで、過去の助成実績をみれば、「ああ、うちは取れる」「いや、うちはむり」というのが、なんとなくわかるのではないかと思うのです。
なので、今からその過去助成実績のページのリンクを書きますが・・・
それを見て、「あ、うちむり!」と、戻って来ないようなことはしないでください(笑)
他にも助成金は沢山ありますし、また、たとえば「演劇」の項目でだめだったとしても「アマチュア」の方で申請するなど、色々な方策もあるのです。
だから、必ず、戻ってきてください(笑)
それでは、実際に、助成実績を見てみましょう
さて、この一覧は、「取れた」劇団の一覧です。採用された一覧。しかし、もちろん不採用だったところもあるわけです。
倍率が、どれくらいなのか?ということですが、これはデータが出ています。さっきのページの「芸術文化振興基金の助成実績」というのをみれば書いてあるのですが、かいつまんで説明しますと、
平成28年度分の応募件数は「339」。採用件数は「181」です。
通過は約53%ですね。半分程落ちております。
ちなみに、この芸術文化振興基金の助成は、例年11月が申請。結果が翌3月末に出ます。
次の11月、あなたは申請し、この応募件数の1件になるのか?そして、それは採用件数の1件となるのか?ならないのか?
とりあえず、第一回としては、ここまでにしておきます。
読みながら、実際にどういう所が取れていて、いくら位の額をもらっていて、どれくらいの難関なのか?がわかったと思います。実際にどこのページに実績報告が乗っているのかもわかりました。これだけで、随分と助成金への理解が深まりました。
次回は、申請書はどういうものを書けば良いのか?どれくらい時間がかかるのか?などを書いていく予定です。
よろしくおねがいします。
演劇助成金の「え」の字!その2「何をすれば貰えるんですか?」~演...
http://sharetube.jp/article/9175/
前回は、「芸術文化振興基金」の助成を例として、実際にどういった劇団がどれくらいのお金をもらっているかを学んで頂きました。ああした一覧をみると、自分のところはどうだろ...