2018年ブーム到来!?本当のゆたかさとは何か。”今を生きる江戸流の粋な生き方”
みなさんも江戸っ子は”宵越しの金は持たない”なんてセリフ聞いたことありませんか?
よいごしのかねはもたぬ【宵越しの金は持たぬ】その日に稼いだ金はその日のうちに使ってしまう。江戸っ子の気前よさをいう語
出典:コトバンク
なかなか、かっこいい言葉ですね。しかしながら、現代を生きるわれわれからしたら
”老後はどうするの”
”もし将来病気になったら”
などたくさんの不安が投げかけられそうで、到底まねできそうもないですね...
では、江戸っ子が宵越しの金は持たない理由について解説します。
江戸っ子が宵越しの金を持たない理由
貯金するところがなかった
江戸時代に、今のような銀行なく、お金を貯めようとしたら家におくしかありません。ところがどっこい...!!家に鍵などありませんので、盗みに入られる心配がありました。
さらに、江戸は火事がとっても多かったので、家に置いていても燃えてなくなってしまうなんてことになるのです。
持てなかった
実は江戸っ子の多くが地方からきた日雇い労働者。今日食べるものを得るのが精一杯で、宵越しの金など持つことは出来なかったのです。
世の中のためにお金を使った
宵越しの金持たないとは、自分のためにお金を散在するということではなく、他人のためにお金を使ってしまうという意味なのです。
江戸市民の暮らしは貧乏でしたが、お金がなくても相互扶助のシステムがあったので暮らせていたのです。
今を生きるとは、”あり方”を考えよう。
”江戸っ子が宵越しの金を持たない”という言葉に込められた意味、なかなか深いと思いませんか。この言葉、現代を生きるわれわれに多くの学びを与えてくれますね。
日本人の貯金事情
”将来のために貯金しなさい”みなさんもご両親から言われたことはありませんでしょうか。果たして、日本人の貯金事情はどのようになっているのでしょうか。
多くのヒトが将来のために毎月3〜5万円貯金しており、100〜300万円未満もの貯金を持っているようですね。回答年齢層が様々なので一概には言えませんが、将来のために毎月結構な金額を貯めていますね。
若者は将来に不安を感じているのか
自分の将来に不安を感じる
古いデータですが、新成人へのアンケートで自分の将来へ不安を感じているヒトは87.9%。ほとんどのヒトが将来に不安を感じています。
将来への不安度と貯金額は相関があります。やはり今、将来に不安を感じ貯金するヒトが多いようですね。
粋な労働者達
しかしながら、近年若者の間で、バックパッカー、季節労働などの生きかたを選ぶヒトが増えてきたように思います。彼らは”働いてお金を貯める→旅で使う”宵越しのお金はもたず、正に粋に生きていますね。
本当に大切なことって
”宵越しのお金はもたず”これを実現するには、1つ大切なことがありますね。相互扶助です。
困った誰かがいれば私が助ける。困っていれば誰かが助けてくれる。
この安心感があれば将来のためにと貯金する必要などありませんね。
WWOOF(ウーフ)として生きる若者達
WWOOF [ウーフ] とは?お金のやりとりのない、人と人との交流です。
WWOOFのサイトを通し様々な人と友達になり、その関係性を深化させ、オーガニック生活を知り、新しい知見を得て、価値観の多様性を感じ、自分を向上させていくものです。家族のような気持ちで、何をしたら相手が喜んでくれるかをお互いが念頭に置きながら一緒に短い間生活します。
「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」を交換します。
自分が持っているものをあげ、持っていないものをもらう、というとてもシンプルなしくみです。その関係に、お金のやりとりは一切ありません。
「食事・宿泊場所」を提供する側をホストといい、「力」を提供する側をウーファーといいます。
単なる交換ではなく、WWOOFではホストとウーファーとの温かなコミュニケーションを大切にしています。
みなさんはWWOOFってご存知ですか。最近はWWOOFという道を歩む方が多いなと感じます。
お金ではなく、ヒトとヒトとの相互扶助。また、こんな粋な生き方が増えてきています。
さいごに
筆者は”働き方”=”生き方”だと考えています。あなたはどのように生きますか。
明日死ぬとしても、それは明日のあなたです。
今のあなたは生きています。
将来の”もしも”のために生きるのではなく、今を生きませんか?