四天王(してんのう)みたいな数字入りのかっこいい肩書
日本でもゲーム中心によく見かける、強い、すごい称号としての数字入りの肩書、そんなもののかっこいいものや、本来の由来をご紹介。
四天王(してんのう)
四天王(してんのう、サンスクリット語:चतुर्महाराज caturmahārāja)は、仏教の世界観における須弥山の中腹にある四天王天の四方に住んで、仏教を守護する四つの神(東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天)のこと。四大王(しだいおう)ともいう。六欲天の第1天、四大王衆天(四王天)の主。須弥山頂上の忉利天(とうりてん)に住む帝釈天に仕え、八部鬼衆を所属支配し、その中腹で伴に仏法を守護する。
須弥の四洲(東勝身洲=とうしょうしんしゅう、南贍部洲=なんせんぶしゅう、西牛貨洲=さいごけしゅう、北倶盧洲=ほっくるしゅう)を守護し、忉利天主・帝釈天の外臣である。この天に住む者の身長は半由旬、寿命は500歳で、その一昼夜は人間界の50年に相当する。
日本のゲームなどではこの四天王にあやかって、強敵の配下四人衆などを〇〇四天王と名付けることが多いです。
十二天
十二天(じゅうにてん)は、仏教の護法善神である「天部」の諸尊12種の総称である。密教では四天王とともに重視されている。十二天のうち、特に八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る諸尊を八方天あるいは護世八方天といい、更に天地を護る諸尊を加えて十天ともいう。仏教における「天」あるいは天部像とは、仏教流布以前の古代インド神話やバラモン教の神々が仏教に取り込まれ、護法善神となったものである。十二天とは、八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る八方天に、天地の二天と日月の二天を加えて十二天としたものである。
七福神
七福神(しちふくじん)とは、福をもたらすとして日本で信仰されている七柱の神である。七柱は一般的には、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁才天とされており、それぞれがヒンズー教、仏教、道教、神道など様々な背景を持っている。
恵比寿イザナミ・イザナギの間に生まれた子供「蛭子」(ヒルコ)もしくは大国主の息子である「事代主」(コトシロヌシ)などを祀ったもので古くは「大漁追福」の漁業の神である。時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神となった。唯一日本由来の神である。
大黒天
インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神。日本古来の大国主命の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。
毘沙門天
元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神。戦いの神であったが、仏教に取り入れられてから、福徳増進の神としてしだいに民衆に信仰される。日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。
弁才天(弁財天)
七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳のある天女となり選ばれた。七福神の一柱としては「弁財天」と表記されることが多い。
福禄寿
道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星の化身の南極老人。寿老人と同一神とされることもある。長寿と福禄をもたらす。
寿老人
道教の神で南極星の化身の南極老人。日本の七福神の一人としては白鬚明神とされることもある。
布袋
唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の禅僧。その太っておおらかな風貌が好まれ、手にした袋から財を出し与えてくれる。弥勒菩薩の化身ともいわれている。
八部鬼衆
八部鬼衆(はちぶきしゅう)は、四天王に仕える鬼神などのこと。『仁王経合疏』上には、以下の8つの鬼神の名を挙げている。
・乾闥婆(けんだつば) - 古代インドのガンダルヴァ。香陰と訳す。酒や肉を食さず、ただ香をもってその陰身を保つ。東方を守護する持国天の眷属(けんぞく)。
・毘舎闍(びしゃじゃ) - 啖精気と訳す。人および五穀の精気を食す。東方を守護する持国天の眷属。
・鳩槃荼(くはんだ) - 甕形と訳す。その陰茎甕形に似た厭魅鬼である。南方を守護する増長天の眷属。
・薛茘多(へいれいた) - 餓鬼と訳す。常に飢餓・涸渇に切迫せられた鬼神である。南方を守護する増長天の眷属。
・那伽(ナーガ、龍) - 水属の王とされる。西方を守護する広目天の眷属。
・富單那(ふたんな) - 臭餓鬼と訳す。これ主熱の病鬼である。西方を守護する広目天の眷属。
・夜叉(やしゃ) - 勇健鬼と訳す。地行夜叉・虚空夜叉・天夜叉の3種類がある。北方を守護する多聞天の眷属。
・羅刹(らせつ) - 捷疾鬼と訳す。北方を守護する多聞天の眷属。
現代版七つの大罪
これは最近の創作ですが、現代病的な、現代人の抱える深い闇七つを挙げたもののようです。
遺伝子改造・人体実験・環境汚染・社会的不公正・貧困・過度な裕福さ・麻薬中毒
七つの大罪
元々の七つの大罪は「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憤怒」、「怠惰」、「傲慢」、「嫉妬」