【スプリット】女子高生3人vs.23人格!シャマラン映画の見どころとおすすめポイント【ネタバレなし】
シャマラン監督映画【スプリット】の見どころとおすすめ度
2017年に公開された映画「スプリット」。シックスセンスなど"どんでん返し作品"で有名なM・ナイト・シャマランが手掛けたホラー・スリラー映画です。
3人vs23人格というワードが印象的な本作ですが、日本ではそれほど話題に上がらなかったのも印象的です(個人的に)。そんな映画「スプリット」のあらすじと見どころ、おすすめポイントをご紹介。気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
映画「スプリット」のあらすじ
出典:スプリット (字幕版)
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パーティの主役であるクレアは、そんなケイシーにうんざりしている。
クレアは「誘うつもりじゃなかった」と表情を曇らせるが、クレアの父親は「車で送ろう」と提案。
そのままクレアと父親・親友のマルシア・そしてケイシーの4人で帰宅することに決定。
たくさんのプレゼントをトランクに詰め込む父親を気にしながらも助手席に乗り込むケイシー。
睡眠薬で眠らされた少女たちは、暗いコンクリート部屋で目覚めるのだが…。
物語のキー:23人格の男
出典:スプリット (字幕版)
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ところが、犯人である男の様子がどうもおかしいのです。
一度目に見たときは、とても落ち着いた雰囲気のクールな男性でした。
しかし二度目に見たのは、女装した男の姿だったのです。
しかも立ち居振る舞いや語り口調までもが先ほどの男性とは似ても似つかず、とても同一人物だとは思えません。
この会うたびに姿を変える男こそが、この物語のキーになっているのです。
監禁された3人は、23人もの"人格"を相手に脱出の作戦を考えなければなりません。
はたして少女たちは、その23人のうち誰に立ち向かうべきなのか…?
見どころ①ジェームズ・マカヴォイの演技力
出典:スプリット (字幕版)
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とくに、9歳のヘドウィグが魅せる表情や話し方は子どもそのものです(英語はあまり分かりませんが)。
犯人の男が抱えるのは解離性同一性障害といわれる精神障害ですが、内には"一個人"として人格が存在しています。
つまり、人格によって話し方も表情も性別も、食べ物の好みまでもがまったく違うのです。それらを上手く演じ分けているジェームズ氏の演技には圧巻せざるを得ないでしょう。
※23人ぜんぶ別々の演技!みたいに書いてしまいましたが、実際には10人も表に出てきません(陳謝)。あくまで彼の中に23人格が潜んでいるというイメージです。
見どころ②クレアの過去
出典:スプリット (字幕版)
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突然別人のようになる犯人に驚きながらも、友人2人を差し置いて冷静に対応するデキる女の子です。
ツンツンした性格がよく表現されていますが、9歳のヘドウィグにはお姉さんらしく優しい表情を見せます。
そこには、彼女が壮絶な過去を抱えていることも関係しているのかもしれません。
ストーリーが進むに連れてクレアの知られざる過去が明るみになり、彼女の運命は大きく左右されてゆくのです。
見どころ③カレン医師と男
出典:スプリット (字幕版)
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熟練された話術で人格について真意を問うシーンは、少し胸が苦しくなってしまいます。
解離性同一性障害という難しい名前が頻出しますが、作中ではカレン医師が比較的分かりやすく説明してくれています。
"なぜ彼が今こんな状況なのか"が気になるタイミングで分析が入るので、病状が分からないまま置いていかれる…ということはないでしょう。シャマラン監督さすがです。
お母さんやおばあちゃんのような優しさで、あくまで医師として患者に向き合う姿勢にはプロ根性すら感じさせられます。