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死体と未来を運ぶ

死体と未来を運ぶ"運送屋"の落とし穴…漫画「スマグラー」原作の映画見どころ【ネタバレなし】

Author:
tolawotolawo
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死体と未来を運ぶ
	
2011年、妻夫木聡主演で公開された映画「スマグラー お前の未来を運べ」。原作は真鍋昌平の漫画「スマグラー」。

主要キャストは松雪泰子高嶋政宏小日向文世、さらに一瞬登場する警官役に大杉漣松田翔太と豪華キャストが揃いに揃っています。PG12指定されている通り、中盤からの残酷描写がとんでもないことになっています。

映画「スマグラー お前の未来を運べ」のあらすじ

主人公の涼介は、25歳にして役者になる夢を挫折した。
ともにプロへの道を歩んでいた舞台仲間のもとを離れ、スロットに明け暮れる日々。

ある日、掛け金が尽きるころ不審な男に"ウマい話"を持ち掛けられる。
戸惑いながらも話に乗った涼介だが、その後すぐに警察沙汰になり300万円の借金を背負うことになるのだ。

そして多額の借金を返済するため選んだ仕事は「運送屋。
具体的な内容も知らぬまま、ジョー(永瀬正敏)、ジジイ(我衆院達也)とともに車に乗り込む。

物語のキー:借金返済のための"運送屋"

25歳の涼介にとって、300万円の借金は多大なる金額です。
それをすぐに0にするには"危ない仕事"が手っ取り早いのでしょう。もっとも、紹介した男自体が"危ない人"なのですが。

自分の意思とは無関係に、ほとんど強制的に足を踏み入れた運送屋の世界。
もちろん、運ぶものは目的地まで誰にも見せることなく守り抜かなければなりません。

涼介は、はじめて見る失敗が許されない世界に怯えながらも、かつて夢見ていた役者としての自分を想起させます。
捨てたはずの過去や自分の弱さと向き合いながら、涼介の未来を運んでいくのです。

見どころ①貧弱そうな涼介

筆者は漫画未読のため映画に限った評価になりますが、主人公涼介の頼りないキャラクターと妻夫木聡が非常にマッチしています。(数年前のCMに出演したのび太くんを思い出します)

周囲の強そうな人たちとの対比で余計に弱々しく見えるのでしょうが、役者が役者を目指す若者を演じるというのも簡単なことではないでしょう。

後半には、信じられない悲劇が涼介を襲います。高嶋政宏の気持ち悪さもさることながら、役者志望の涼介が本領を発揮するシーンは必見です。

見どころ②"組長"のキャラクター

ストーリー上、ヤクザ関係の人たちがたくさん登場するこの映画。
なかでも序盤に登場する"組長"が強烈なキャラクターを披露してくれます。

「自分の前でタバコを吸うやつは気にくわない」
「他人の吐く煙がもっとも俺の体に悪い!」

至極当然のことを言っているようですが、この組長めちゃくちゃタバコ吸います。
出演時間は少ないですが、個人的名シーンなのでぜひ注目してみてください。

見どころ③格闘シーンの描写

主役からわき役までそれぞれのキャラクターが光る作品ですが、本作ならではの見どころは「格闘シーン」でしょう。

超人的な能力で次々に敵を殺していく背骨(名前です)。
彼が繰り広げる格闘シーンの数々はすべてスローモーションで映し出されており、振り向きざまの唾液から飛び散る血までじっくり堪能できます。

おすすめ度【★★★★☆】

★…配役がキャラクターぴったり(原作未読)
★…"借金返済のために裏仕事"は非常に分かりやすい
★…妻夫木聡かっこいい(偏見)
★…拷問シーン残酷だが高嶋政宏氏最高(星0.5)
☆…超人過ぎて"普通の人"とギャップが激しい

総評価は星3.5。
邦画だからこそのマイナス点としてはボソボソ喋るので聞き取りづらいところです。

配役やストーリーは比較的誰でも楽しめると思います。原作を再現しているかどうかは定かでないですが。

妻夫木聡がかっこいいのはいつものことですが、本作はとくに後半ラストにかけての展開が最高です。しかしそれよりも高嶋政宏の怪演技が最高です。好きです。拷問シーンが残酷なので苦手な方は要注意。

また、ストーリー全体では涼介ら"普通の人間"と、背骨の超人的身体能力の対立が魅力でもあります。しかしあまりにも背骨の能力が現実とかけ離れているので「勝てるわけないじゃん」とギャグ的に鑑賞してしまうかもしれません。

任侠映画ファンには物足りない内容ですが、スリルを味わいたいとき音量を大にして観てみましょう。

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著者プロフィール
tolawo

フリーランスライター活動中…。 まとめを含む記事の執筆、書き起こしなど。立派な実績はありませんので書きまくって腕磨きます。お仕事はTwitterから。