【綾野剛どこ!?】園子温監督の衝撃作品「愛のむきだし」映画見どころと俳優探し【ネタバレなし】
2009年、個性派監督園子温を監督に公開された映画【愛のむきだし】。そのあまりの過激な描写の数々に大きな話題を呼びました。上映時間はなんと237分。約4時間にわたります。壮大なストーリーのなかでも"宗教"がメインテーマになっていますが、もうひとつ重要な"盗撮"に関しては園子温監督自らが出会った盗撮のプロのお話が基になっているのだとか。
さらに最近になって話題にあがるようになったのが、大人気俳優綾野剛、バラエティでも活躍中の松岡茉優が登場していたということ。綾野剛はボーっと見ているとまったく気付かないくらいの出演時間で、松岡茉優に関してはそもそも12~13歳の子役時代なので少し面影あるかな?程度でしょう。今回は、あらすじや見どころに加えて「綾野剛どこやねん!」の疑問にお答えいたします。
もう少し大きくなった松岡茉優が出演した映画「鈴木先生」も紹介しております。
教育問題から社会を考える…子役時代の有名キャスト多数!映画...
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目次1.映画「鈴木先生」のあらすじ2.物語のキー:平凡な日常に垣間見る教育問題3.見どころ①鈴木先生の理想と現実4.見どころ②未来の大人が直面する闇5.見どころ③生徒役キャストの...
映画「愛のむきだし」のあらすじ
出典:愛のむきだし
動画 |
父(渡部篤郎)と2人の生活になってからは、マリアに出会う日を夢見て楽しく生活していた。
ところがそんな人生も、神父である父のもとにカオリと名乗る女が訪れてから崩壊しはじめる。
カオリの執拗なアプローチにはじめは拒否していた父だが、やがてカオリの望み通り愛人となる。
しかしその幸せもつかの間、カオリは突然父のもとを去ってしまうのだ。
カオリが出ていったことにショックを受けた父は、ユウに見せる態度を一変させる。
毎日"懺悔"を行い、ユウが「罪はない」と主張しても「何かあるはずだ」と迫るのだ。
その異様なプレッシャーから、故意に罪を犯すようになったユウ。
はじめは些細なことだったが、次第に"盗撮"にまで手を出すことになり…。
物語のキー:ヨーコが恋したサソリ
そして、その盗撮をきっかけにはじまった罰ゲームでユウが扮したのが"サソリ"という女性。背が高くて強い女性、サソリに一瞬で心を奪われたのが17歳のヨーコ(満島ひかり)。
ところが2人がこのタイミングで出会ってしまったために、物語はもっと悲惨な方向へ走っていきます。
見どころ①出演者たちの怪演技
出典:愛のむきだし
動画 |
そしてこの安藤サクラの奇行ぶりには終始驚かされます。本当に気持ち悪いです。
のちにユウの父やヨーコらを操る新興宗教のゼロ協会にも、このコイケが大きく関わってきます。
さらに、怪演技が魅力的なのは安藤サクラだけではありません(彼女はダントツですが)。
主演の西島隆弘はじめ、満島ひかり、渡部篤郎・・・主要人物はみな怖いです。しかも、じわじわと狂っていく様を4時間かけてたっぷり堪能することができます。
見どころ②ばかばかしい"盗撮"の技術
出典:愛のむきだし
動画 |
それはやはり監督が知る盗撮のプロの実話に基づいているからなのかもしれません。
ユウが師匠に盗撮を教わり、みるみるうちに上達していく過程は見ごたえアリです。
見どころ②極端に"むきだした"愛情
出典:愛のむきだし
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注目すべきは、むきだし方が極端すぎるというところ。
ユウも、ユウの父も、カオリもヨーコもコイケも。みんながみんな愛情を求めて、逸脱した方法で表現してしまっているのです。
しかしそれがすべて間違っているかというと、簡単に断言することはできませんよね。
すべての人が愛情を欲していて、欲しいものを得るためにはどうするべきかを考えています。
むきだした欲望を受け止めてもらえたとき、はじめてそれを愛として成立させることができるのかもしれません。
で、綾野剛はいずこ?
ようやく明らかになるときがきました。綾野剛どこやねん問題。実は、どんな役で出ているのかを知ったうえで観ていると案外すんなり見つけられます。
どんなシーンかというと、こんなシーン。