【好き?痛そう?】すでに趣味の領域・軟骨ピアスの世界へようこそ
軟骨ピアスは奥深い…ので、軽くまとめてみました
両方の耳たぶに1個ずつ、または片耳に1個、もう片方に2個ピアス開けている女性はかなり多いですよね。男性でも片耳に開けていたり、ファッションの1つとして楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。イヤリングでいいじゃないかという声もありますが、イヤリングは着けているとだんだん耳が痛くなってきたり、大きめのデザインのものが多くてあまり可愛くない、と女性陣には結構不評です。ところで時々、耳たぶではない位置にズラッと何個も並べて開けている人を見かけます。いわゆる「軟骨ピアス」です。可愛い!という意見もあれば、痛そう、みっともない、なんて意見もあって賛否両論。
ファッションで楽しんでいることが多いですが、耳たぶよりハードル高そうな軟骨ピアス。あれはもう趣味の領域といっても良いと思います。ちなみに、鼻や眉毛、おへそは軟骨を通ってないので「軟骨ピアス」ではないことになります。
開ける場所には名前がついています
開ける位置
開ける位置はこんなにたくさん。バランスを考えて開けるのが楽しいですよ。
耳です。開ける位置の名前もしっかり付いていますよ。多くの人が開けている耳たぶのピアスは「ロブ」になります。軟骨に開けている人が最初にトライするのが多い場所は、広くて開けやすく、見えやすいヘリックスが目立ちます。最近はトラガスが人気のようですよ。
軟骨ピアスいろいろ!こんな感じ!
●女性編
キラキラしたパープルで統一。色の組み合わせは意外と難しいですが1~2色でまとめると簡単です。
トラガスに1個は女性らしいね
トラガスに1個だけ、はシンプルで品があります。
4個は意外と難しい
ヘリックスに2個、ロブに2個の計4個は、どのピアスを着けるのかバランスが難しいのですが、シンプルでユニセックスにまとめていますね。
たくさんでも可愛く
たくさん開いてますね!小さめなジュエリーやフラワーモチーフが散りばめているので、キラキラしそう。
色で雰囲気変わりますよ
トラガスに1個、ロブに2個。ブルーとシルバー?で透明感がありますね。色の組み合わせで雰囲気が変わります。
難易度高そう…
大振りなピアスとシンプルなピアスの組み合わせで、数が多く華やか。これはセンスが問われそうな開けかた。
●男性編
こんな個性も出せます
一見ややこしいですが、面白いピアスの選び方と着け方。トラガス、ルーク?もう1個がちょっと不明の3か所のようです。着け外しが少し大変そう。
スーツでも大丈夫!
意外とスーツにも似合ってしまいます!細いのが1個。ごつくないピアスならスタイリッシュな雰囲気になりますね。
俺のピアス
気合いが入っています、これぞ男の軟骨ピアス。耳の軟骨自体には意外と少なく、2か所位のようです。
個人的おすすめの軟骨ピアス。色々あるよ!
1個は持っておきたい
女性はジュエリー系があると便利です。バランスによっては上品で使い勝手も良いですよ。カジュアルな服装の職場ならオフィスにも。
可愛くしたいならフラワーモチーフ
可愛さなら花モチーフ!ほかにも星やハートなどもおススメです。ピンクゴールドは肌の色と似ているので意外と目立ちません。
やっぱりこれでしょう
ゴツめもいきましょう。男性はぜひこんな感じはいかがでしょうか~!女性が付けてもかっこいいです。
ターコイズ系もあります
ストーン、ネイティブアメリカン系もユニセックスに使えて個性的。
軟骨ピアスの種類
●軟骨ピアスの世界では専門用語が結構出てきます。1つずつ解説です。1、14G、16Gとは?
●「ゲージ」と言い、ピアスのシャフト(棒)の太さのサイズ。数字が小さいほどシャフトが太くなります。一般的な軟骨ピアスは16G、14Gが多くなっています。
2、内径とは?
●シャフトの長さで6mmからあります。開ける部分によっても違ってくるので、よく検討して選びましょう。
例えば洗った頭を拭く時タオルなどに引っかからないよう、耳にぴったりなサイズが良い人。
また、ピアスを着けている所が腫れたり肉芽が出来るなどのトラブル時のためや、洗浄や消毒をしっかりしたいという理由などで、ゆとりを持って長めにする人。元々の耳の厚さもあるし、各自好みで選んでいるようです。
3、形はこうなっている!
ストレートバーベル
通販サイト「4ages」さんよりご紹介。後ろ側をボール型のキャッチで止めるタイプです。前から差し込むのは簡単ですが、問題はキャッチ。後ろ側で見えないので、慣れないうちはネジ式の丸いキャッチをシャフトにはめ込むのに難儀します。
丸いのでポロっと落としたり、シャフトにはまらなかったり、夏場は汗だくになります。
ラブレット
前の飾り部分を取り換えるタイプです。一回シャフトを通してしまえば前のモチーフを付け替えるだけなので楽です。ですが、抜けてしまった時はピアスを後ろから通すことになるので、これも慣れないうちは大変です…。
キャプティブビーズリング
丸くて目立つしアクセントになって可愛いですよね。ひっかけそうなのがちょっと怖いです。
●代表的な3タイプです。まだ色々と種類があるので、詳しい種類はリンク先をどうぞ!
https://www.rakuten.ne.jp/gold/4ages/kind.html
キャプティブリングやストレートバーベルなど、ボディピアスの種類や形状を詳しくご紹介しています。
ところでどうやってどこであけるの…?
1、開ける道具は?軟骨用ピアッサー、ニードルの2種類があります。
軟骨用ピアッサー
開ける場所別にたくさん販売されています。ただ、後ろのキャッチがボール状ではないようなので、髪の毛などが絡まりそうな気もしますが、一瞬で簡単に開けることができます。
ニードル
まずニードルで穴をあけて、ファーストピアスをそのまま通します。ピアッサーで開けるのが難しい場所に最適です。開けかたが難しいので、慣れないと自分であけるのは相当大変でしょうし、まず、怖いです。
●実際にニードルでの開け方を動画紹介してる人もいます。とってもわかりやすいですが、長い針を刺しててかなり痛そうなので、苦手なかた、ちょっと閲覧注意です。
中間型?
ピアッサーの要領で中に入っているニードルを刺し、そこからファーストピアスに付け替える中間型です。ニードルを一気に刺せるのはいいのですが、そこからピアスに着け変えるのが難しいです。開ける部位別に販売されていますが、まだあまり出回っていないようです。
実は賛否両論!ピアスは病院以外ではNG行為!?
ピアスの穴あけは法律により医療行為と定められています。市販のピアッサーやピアスガンは、衛生面、機能面も安全ではないため、感染症、裂傷、炎症、ケロイド、アレルギーなどのピアストラブルが起こる可能性が高く、また過去にピアススタジオの施術者が医師法違反などの疑いで逮捕されています。医療機関で安全なピアス施術をお勧めいたします。
出典:大阪でピアス専門【大阪梅田中央クリニック】 - ピアス穴あけ...
「大阪梅田中央クリニック」より。本当は医療行為なのでした。
●色々な開けかたをする人が全国に津々浦々、何となく良しとされていますがピアスは医療行為。友達や身内に開けてもらったり、自分で開けたり、無免許のピアススタジオ、実はNGです。本来はピアスに対応している美容皮膚科や、皮膚科などで開けないといけないようですね。さらに開ける方法を注意喚起している病院も、いくつかありました。
すべての医師はピアスの穴あけに関しては修練を受けていません。ですから、美容外科的な手技に長じた医師でないと、殊に軟骨ピアスの穴あけは、理想的に施術することは困難です。
病院なら、どこでも安心という考えは捨てるべきでしょう。
出典:吉祥寺でピアス穴あけ、軟骨ピアス穴あけは安心安全な吉祥寺...
「 吉祥寺ビューティークリニック」のサイトでピアスを開けることについて説明されています。
ですが、軟骨の場合はまったく話が異なります。ヘリックスで考えてみましょう。
ヘリックスとは、耳の外周に"C"字状に張る軟骨部分の解剖学用語です。
日本語では、耳輪と言います。
この耳輪はたいてい外縁が内側に巻き込んだ形をしています。
したがって、ピアッサーで開けるには、この内側にまくれた耳輪を平らに引き伸ばした状態でピアッサーを挟み穴あけする必要があります。
しかし、このようにしたのでは、上下左右の微妙な角度をコントロールすることができません。
結果、不自然な向きに開いたりしてしまいます。
不自然な向きのピアス孔は、ピアスを装着した際の見た目の問題にとどまらず、ピアスを着脱する際にピアス孔の内部を引っ搔いて傷つけるリスクが高まります。
出典:吉祥寺でピアス穴あけ、軟骨ピアス穴あけは安心安全な吉祥寺...
引き続き「 吉祥寺ビューティークリニック」の説明より
●軟骨は骨を通るので開けるので技術がいるし、自分で開けられない箇所もあるので実績ある病院が良いですね。ところが、自分や友達同士で開けてもその後問題なく過ごせたり、病院やスタジオでもトラブルがあったりするので個人差や運なのでしょうか。
本当は病院で開けないといけませんが、他の方法で開けるなら自己責任になります。さらに前もって、トラブル時に対応してくれる病院探しも大事だと思います。
ピアッサーとニードルどっちにしたら…?
●結局どっちで開けたらいい?以下のリンク先で、ニードルとピアッサーの違いが説明されています。
ボディピアス(軟骨ピアス)の正しい開け方 〜自分で開ける?or病院で...
https://bodypimania.com/media/17
ボディピアス(軟骨ピアス)を開ける方法のメリット・デメリットを徹底比較!病院で開けるべきか?自分で開けても良いのか?ピアッシングスタジオを選んではいけない理由とは?...
「ボディピアスマニア」というサイトより。
●押した瞬間、ピアスが装着されている便利なピアッサーですが「押し潰しながら」刺す針になります。そのため軟骨にヒビが入るなどの例もあり、極力ニードル推奨が多いようです。ニードルは「切っていく」針の形なので、綺麗に穴が開き治りも早いようです。
ニードル、ピアッサー両方に言えますが、角度や位置を正しく開けないとトラブルの元になります。
ホールを耳に対して斜めに開けると、取り換える際に上手く通せず傷つけたり、ピアスの角度も斜めになるので見た目がおかしくなったりします。また、開ける位置を失敗すると、ピアスが段々ずれて「排除」されたりすることも。ちなみに「排除」とは。
「排除」と言うのは、ホールに負担がかかると、体がピアスを異物と感じてしまい、体外へ押し出そうとする現象です。ホールが徐々に移動し始めたら排除の可能性があります。排除後はくぼみや色素沈着など、跡が残る場合があります。
原因はあまりにも浅い位置、耳の端などへのピアッシングや、重いピアスの着用、ピアスをよく引っかけてしまうなど、ホールの負担によるものが考えられます。
出典:トラブルの対処法~ボディピアスの基礎知識~ – 軟骨ピ...
「ボディピアス専門店 凛りん」のコラムより。 「排除」とはこのような状態。徐々に移動してくるとか怖いですよね、さらに、痛い思いしてせっかく開けたのに失敗…?と悲しくなります。