平成に入ってから起こった恐るべき地震の数々
時代が平成に入ってから、震度、マグニチュードの面で、かつてない巨大地震が多々起きています。そんな地震の数々を防災のためにもおさらい。
平成に入ってからの大地震
平成に入ったから発生した地震で、主に震度7を記録する、大地震と呼ぶに値する巨大地震の数々をご紹介。
兵庫県南部地震
1995.1.17 M7.3 最大震度7関西の安全神話が崩壊した大地震。地震の揺れによる被害はもちろん、火災による2次災害で多くの死者を出した。
また、地震発生後は震源付近の震度が入っておらず、震度7を観測したことが分かったのは地震から半月以上が経過した2月7日であった。
この地震をきっかけに震度階級5,6にそれぞれ弱、強が定義された。
新潟中越地震
2004.10.23 M6.8 最大震度7台風23号が日本列島を直撃してからわずか3日後、震度7の揺れが新潟を襲った。
この地震も速報時では最大震度は6強であった。
繰り返し大きな余震が起こり、地震発生当日で震度5弱以上の揺れを記録した回数は10回に及ぶ。
東北地方太平洋沖地震
東北地方太平洋沖地震(とうほくちほうたいへいようおきじしん)は、2011年(平成23年)3月11日(金)14時46分ごろに、日本の三陸沖の太平洋を震源として発生した地震である。地震の規模はマグニチュード (Mw) 9.0で、日本の観測史上最大規模だった。また宮城県で最大震度7が観測された。気象庁により震度7が記録されたのは、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、2004年の新潟県中越地震以来、観測史上3回目である。
なお、この地震による災害およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害を含め、東日本大震災と呼ぶ。大規模な地震災害であることから大震災と呼称される。
熊本地震
熊本地震(くまもとじしん)は、2016年(平成28年)4月14日21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震。気象庁震度階級では最も大きい震度7を観測する地震が4月14日夜(前記時刻)および4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している。日本国内の震度7の観測事例としては、4例目(九州地方では初)および5例目に当たり、一連の地震活動において、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7が2回観測された。なお、16日の本震の最大計測震度は6.7(6.78)を観測し、国内の観測史上最大の揺れを記録した。また、一連の地震回数(M3.5以上)は内陸型地震では1995年以降で最多となっている。政令指定都市で震度6弱以上の地震を観測したのは、2011年の東日本大震災以来5年ぶりのことであった。