Windows10アップグレード後不要な過去分ファイルの削除方法
Windows10へのアップグレード後に不要となった過去分のファイルを整理して、ストレージの空き容量を確保する方法です。
意外と大きい過去分ファイル
かつて無料アップグレードがあったおかげで、その期間に上げた人も、まただいぶ時間が経ってからもアップグレードが有効だったため、最近上げた人も、アップグレード後には、意外とハードディスクの空き容量が減っていることに気づくかと思います。
Windows 7/8.1から「Windows 10」にアップグレードすると、過去の環境をバックアップした「Windows.old」フォルダがCドライブに生成され、これによりアップグレード前の状態に戻ることができる。このバックアップフォルダは、1カ月後に自動で消去される仕組みになっている。Windows 10にアップデート後、自身の環境で動作に問題があれば、1カ月間は元の環境へ簡単に戻せるとアナウンスされているのはこのためだ。
環境にもよるが、Windows.oldフォルダは容量が大きく、ディスク容量を圧迫する。不要ならば削除しても構わないだろう。ただし、もしトラブルが発生しても、アップグレード前の環境に戻せなくなるので注意してほしい。
Windows 10で「Windows.old」フォルダを削除してディスクの空き容量を増やす
Windows.oldフォルダを削除するには、ディスクのクリーンアップを利用する。コントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ディスクのクリーンアップ」を開く。
[Windows.old]フォルダをきれいに削除するには、ディスククリーンアップツールを利用する。ただ、単にディスククリーンアップツールを実行しただけでは、[Windows.old]フォルダは削除できないので注意したい。ディスククリーンアップツールを起動するには、[スタート]メニューの[Windows管理ツール]-[ディスククリーンアップ]を選択する。また、エクスプローラを起動してシステムドライブを右クリックし、[プロパティ]を選択、[ローカルディスクのプロパティ]ダイアログが開いたら、[ディスクのクリーンアップ]を選択してもよい。
ディスククリーンアップツールが起動したら、画面下側の[システムファイルのクリーンアップ]ボタンをクリックする。再度、ディスククリーンアップツールによるディスクのチェックが行われ、「削除するファイル」の一覧の中に「以前のWindowsのインストール」の項目が追加される。
この「以前のWindowsのインストール」にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックすれば、[Windows.old]フォルダがきれいに削除できる。
旧バージョンが7だったか、8だったか、さらにproだったかなどで若干の容量の違いはありますが、概ね20GB~30GBほどハードディスクを占有していたりしますので、減らせると結構すっきりしますよね。