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押し寄せる不運・氷河期世代の愚痴を聞いて…しかし!実は幸せな世代かも?

サムネイル出典:

殿堂

押し寄せる不運・氷河期世代の愚痴を聞いて…しかし!実は幸せな世代かも?

Author:
原田サキ原田サキ
Posted date:
押し寄せる不運・氷河期世代の愚痴を聞いて…しかし!実は幸せな世代かも?

またこんな目に合うことに

年金の支給が68歳からに…?周囲では「自分たちが貰う頃には、支給前に寿命が来そう」「年金いらないから、払い続けた分返して…」などと、どんよりした雰囲気になっています。

色々と不運が襲ってくる氷河期世代。貧乏くじ世代とも言われますね。

書くのは実は恥かしいですが、私は1972年、昭和47年生まれの団塊ジュニアで氷河期世代です。

他の世代を見ては羨ましいなあ…と思うこともしばしばですが本当に不運なのか、実は案外ラッキーな世代かもしれないと、色々と調べてみました。

氷河期世代をしっかりきめましょう

この表で見ると氷河期世代は70年生まれ位から、80年半ば生まれまでですね。その中でも団塊ジュニアかそうでないかで、前半世代と後半世代にわかれそうです。

案外と時代背景が違うので、今回は「氷河期」と「団塊ジュニア」が重なる、自分の世代の付近でまとめてみました。

表は日本経済新聞から。

物があまりなかった気がする幼少時

生まれ育った所が田舎だったせいか、遊ぶのは田んぼや畑。ゲームなんて無いので虫取りや、友達みんなでかくれんぼ、鬼ごっこ。体を使って遊ぶか本を読むかです。

そして当時、多くの家ではテレビは1台。チャンネル権は父親かおじいさんなど、大黒柱が持ってる家庭が多かったのではないでしょうか。

それでも祖父母世代は戦争経験者、親世代は戦後の何もない時代を生きてるので「お前らは物がたくさんあって贅沢だ」なんて言われてました。

次の忍耐…中学生位

・殴って鼓膜が破れた
・宿題忘れたら、歌に合わせながら往復ビンタの連打
・宿題忘れたら、鼻血が出るほどビンタ
 ・教科書を学校に置いていったら、指導室という殴り部屋に連れ込みビンタ
 ・指導室という殴り部屋があった
 ・音楽の時間に歌わなかったら背負い投げ連発
・学校にトランプを持っていったら、並ばせて往復ビンタ&腹蹴り
 ・エンピツに記名しなかったらクラスで裁判をさせて皆で刑を決めさせる。
1週間、朝から帰宅時間まで1日中正座させる。
・服装検査で不合格の場合、勝手に前髪を切る

出典:体罰を与える教師について、皆さんはどのようにお考えですか...

●YAHOO知恵袋で、「体罰を与える教師について」の質問に、団塊ジュニア世代の方が体験談を回答しています。

体罰、管理教育全盛

●中学生時代。体罰、管理教育全盛ですね。

上の体罰経験談程では無いですが、近いものはありました。

そして角材や大きい定規を持った、対ヤンキー用の先生が睨みを効かせています。

校内暴力全盛は数年上の世代ですがまだ名残はあり、ヤンキー君&ヤンキーちゃんがいきなり取っ組み合いを始めたりするので、先生達にとって手がかかります。

そのためその他大勢の普通の生徒は一緒くたにされて、若干放置気味…。校則にも割と甘かった気がします。

過酷だった、まさに「受験戦争」

本当にそんなに多かったの

内閣府のグラフでは、第二次ベビーブーマーは1971年から1974年生まれの人とされてます。3年間しかないって短いですね。1番多いのは1973年生まれです。

大学の不合格率…

進学率が増えたかと思ったら人数が多いだけですね。団塊ジュニア、ダントツの不合格率です。

グラフは「データえっせい」さんよりお借りしました。

数字でさらにわかりやすく

引き続き「データえっせい」さんより。

この管理人さんによると、黄色マークの下の方のは、1990年に、1971年生まれが受験した年とのこと。半数弱が不合格になってます。

上下に挟まれ増える人数…

●ただでさえ人数が多いのに、一浪二浪している先輩たちも加わり凄い競争率です。

「死ぬ気で勉強しないといく大学ないぞー!」と先生が言っていたのを覚えています。

もしここで現役で入れないと一番多い1973年、昭和48年生まれに加わる事になるので、物凄いプレッシャーでした。

ゆるい感じの2流進学校に進みましたが、どのクラスも1クラス40人程いる中、4年制大学に現役合格できたのはわずか4~5人というありさまでした。

目の前で突然バブルが崩壊!!

●ウシガエルの鳴き声が聞こえる田舎の大学に無事、現役で合格しましたが、田舎すぎてバブルな遊びはあまり関係ありませんでした。

入学した途端に女子大生ブームは終わり、ルーズソックスの女子高性ブームへ…。頑張っても日の当たりませんね。

そして私が1年生の頃はバブル時代で、面接は交通費支給、食事させてもらった、お土産もらった~、内定をバンバン貰う先輩たちを見て「これで安泰だ!」と、ろくに勉強もせずに遊んでいたのです。その後の悲劇も知らずに…。

就職率はこんなんだった…

1995年卒になります。就職氷河期のトップバッターです。それでも2000年辺りを見ると泣けてきそうです…。

当時はPCや携帯がなかったので、はがきで資料請求を何十枚と書いても資料は来ない。多くの企業で「四大卒の女子の採用は控えております」と、記載され面接すらできない。

男子学生の内定も車のディーラーや消費者金融が目立ち、皆ピリピリしていたのを覚えています。

こちらのグラフも「データえっせい」さんより。
大学の就職活動もろくにしなかった 
50社応募して1社面接まで行けるか行けないかと聞いて 
しょっぱなからやる気失せた

出典:【氷河期世代】語りませんか?【何でも可】 | ガールズちゃん...

「ガールズちゃんねる」のコメント。まさにこんな感じでした。
周りで就職出来たのは、自宅から通ってる人でコネのある人ばかりでした。
 私は地方出身で寮生だったので、多くの企業が掲げる「女子学生は自宅から90分以内で通勤出来ること」という条件に適いませんでしたし、そのような条件がない企業には地方出身者が集中しましたので、私のような平均点の人間は採用に至りませんでしたね。

出典:就職氷河期 (2) : キャリア・職場 : 発言小町 : YOMIURI ON...

 「発言小町」。女子学生には変な条件が付けられました。

耐える、耐える、社会人時代…

学歴別の就職率の推移です。

ちょうど私の歳は高卒、短大卒か四大卒でバブルの恩恵を受けたかどうか別れています。

大学の偏差値が低いのがいけないのか、就職に有利と言われる学部だったのに、特に少ない女子は散々な目に合いました。コネを使ったり、資格を取り直したり、留学したり回り道も目立ちました。

男子も今でいう「ブラック企業」で黙々と耐えるか、転職を繰り返すか非正規になるか。

普通に就職した人も当然多いでしょうが、この世代の婚期の遅れや第3次ベビーブームがこなかったのは、自分の生活基盤を確立するのに時間がかかったのも理由の1つだと考えます。

「社会実情データグラフ」さんよりお借りしました。

この世代ってどんな感じの人?

ドライですよね。自分でも冷たいと思います。反感を買うと知りつつ、あえて言いますけど、社員を仲間だと思っていない。自分の仕事を成し遂げる道具のような存在。会社に人情なんていらないんですよ。

出典:一見優しそうなのに、部下に冷酷で無関心!最もやりづらい氷...

「ダイヤモンドオンライン」から。
「キャリアアップ」や「勝ち組・負け組」という言葉が生まれたことからもわかるように、「キャリアアップして年収を上げたい」、「同期よりも早く昇進したい」など、上昇志向や他者比較傾向が強いのもこの世代の特徴です。

出典:【世代分析】40代が「くすぶり感」を抱える理由 豊田義博(リ...

「ZUU ONLINE」より。
ロスジェネ世代の伊藤さんは、この田中さんの仕事っぷりに非常にイライラしています。田中さんはなんでもかんでもわからないことがあると、伊藤さんに聞いてくるのです。

伊藤さんもヒマではありません。

そもそも仕事というのは、自分で考えて、自分で動いて、

「人の倍」働くもの

そう考えていた伊藤さんは田中さんにブチ切れそうです。

しかし今の時代、部下に怒鳴ったりすることはできません。その代わり、伊藤さんは田中さんに

「自分で考えて」

とクールに突き返していました。すると、田中さんはそのたびにビクっとして、段々と元気がなくなっていきました。

なぜ、元気がなくなるのか伊藤さんにはよくわかりません。そもそも伊藤さんは、

若者のおびえる気持ち

というのをはるか昔に捨ててきてしまったのです。

出典:「ロスジェネが怖い」中堅社員の気合の入りっぷりに恐れる20...

「livedoorニュース」で「ロスジェネが怖い」という特集から。

●当たり前です。学校に受からなくても、面接が受けれなくても「ブラック企業」で心身を壊しても、非正規のままでも、全部「自己責任」でしたから。

実力を身に付けて、自分の身は自分で守らなければいけません。また、常に競争だったので「人を蹴落としてでも」な傾向もあるように感じます。
波に乗れなかった人が、大変なことに…
中でもこれから深刻な問題として顕在化してくるのが「中年フリーター」の問題だ。その中心は1990年代半ばから2000年代半ばに新卒として社会に出た「就職氷河期世代」の非正規労働者だ。氷河期最初の世代はすでに40代に突入。年齢的に正社員に就くのが困難であるだけでなく、体力の衰えとともに働けなくなってくる。

出典:「中年フリーター」のあまりにも残酷な現実 | 最新の週刊東洋経...

「東洋経済オンライン」からです。

正規雇用や、結婚できなかった氷河期世代が深刻になっています。「東洋経済オンライン」では、1989年に817万人で約2割だった非正規が、2014年には37%に増えたと伝えています。

中年フリーターの正規雇用の難しさも、述べています。

それでも悪いことばかりじゃないよ!

改めて振り返ると常に努力、競争、忍耐の人生だなあと感じますが、それって逆から見たら意外と良かったかもしれません。

子どもの頃は創造力を駆使して遊び、友達も沢山。学生時代のヤンキー君達が向かっていくのは、先生や親など「自分より強い者」。普通の生徒たちには手は出さず、今のような「陰湿ないじめ」は無かったと記憶してます。

受験戦争と就職難を乗り越え「ブラック企業」「パワハラ」なんて言葉が無かった時代にしごかれましたが、子どもの頃は体罰もあった時代、キツイ叱責もなんのそのです。

ところで、こんな回答を発見しました。
氷河期の時代は、大企業が採用を減らしたせいか、下請けの人に優秀な人が多いです。
 逆に、景気が良い時代は、能力が無い人、ムラっ気のある人が多い印象です。

出典:就職氷河期世代はかなり優秀な人が多くないですか?私の職場...

YAHOO知恵袋より。無能とも言われる氷河期ですが「就職氷河期世代はかなり優秀な人が多くないですか?」との質問に対しての回答です。

自分自身も何社か転職して中小の下請け、孫請けばかり勤めましたが、どこでも会社の核となり存在感を発揮していたのは、自分(1972年生)±2歳位の、数少ない同世代が多かったです。
《当社では、30代後半から40代前半の層が薄くなっています。2000年前後に構造改革で採用を極端に減らしたためです。その世代が中間管理職として一番パワーをもたないといけない時代にさしかかってきました。キャリア採用もしていますが、なかなか人が集まりません。》

出典:ネットで巻き起こったリアルな「ロスジェネの逆襲」 | CUCURU...

 「CUCURU」から引用。旭化成の社長の発言です。

ネットで大反発です。個人的にも「自己責任です」としか言いようがありません。

常に大勢での競争と努力の日々。脱落すれば自己責任。周囲を見ても同年代はバイタリティーがあり、打たれ強い人が多い印象です。個人差はあれど優秀な人は本当に優秀。

また、若い頃PCや携帯が無かったので、友達に電話をする時は家の電話。家庭の教育にもよりますが中学生位から、ご家族が出られた時の挨拶の仕方もしっかりです。

社会人なりたての頃も携帯が普及してないので、待ち合わせですれ違ったら、あの手この手で会えるよう色々考えました。遅刻常習者は置いていく判断も。今は携帯1本で済むのであまり考える必要もなく「頭が退化してきた」と言う同年代も多いです。

不便な中で色々と頭を使い、努力と忍耐が自然と身に付いた世代。どんな社会になってもサバイバル出来そうな気もするのです。

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著者プロフィール
原田サキ

3年ほどウェブライターをした後、現在は再び会社員に。 世の中に溢れる、隠れるたくさんの情報、特に社会的な疑問を色々と発信したいです。 個人的な趣味も♪