「飛騨大鍾乳洞」で大自然が作った神秘的な世界を体験しよう!!
岐阜県飛騨地方、高山市の東部に飛騨大鍾乳洞があります。ここは日本全国に約80ヶ所ある観光可能な鍾乳洞の中でも、最も標高の高いところにあります。
全長は約800mありますので、長すぎず短すぎず、ちょうど良いですよ。
それでは飛騨大鍾乳洞とその周辺の見どころを紹介します。
出典:飛騨大鍾乳洞 (HIDA calcareous cave) 体力に余裕があれば最後までお楽しみくださいね。 また鍾乳洞内の光景には名前が付いていますので、それも楽しみにしておきましょう。 なお鍾乳洞内は12度に保たれていて、夏は1枚羽織るものを持っていた方がいいかもしれません。 冬は暖かく感じますよ。また洞内は、ペットOKです。
途中で疲れたら2ヶ所の出口もありますので、退出することもできます。
出典:飛騨大鍾乳洞 (HIDA calcareous cave) また長野県の松本から高山へお越しの際も、途中で寄ることができます。 路線バスでお越しの方は「高山発新穂高行き」もしくは「新穂高発高山行き」に乗り、「鍾乳洞口バス停」でお降りください。そしてバス停備え付けのインターホンで連絡すると、飛騨大鍾乳洞へのシャトルバスで迎えにきてくれます。 帰りも利用することができるので、便利ですよ。
また奥飛騨温泉郷の帰りにお越しの方は、平湯温泉から約25分と覚えておきましょう。
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歴史
飛騨大鍾乳洞は、1965年に大橋外吉(おおはしそときち)が発見しました。それから整備され、3年後の1668年から観光可能に。
以後、飛騨地方の重要な観光スポットの1つとして住民や観光客を魅了してきました。
鍾乳洞自体は、内部にウミユリやフズリナの化石が見つかったことから、約2億5千万年前は海底だったと考えられています。
サンゴなどが石灰岩となった後、地殻変動で日本アルプスが形成され、それから雨などで削られて鍾乳洞となりました。
今でも鍾乳洞内の鍾乳石はほんの僅かずつですが、成長しています。
youtuberさんのレポート
見どころ
鍾乳洞内の第一洞では、まず「龍宮の夜景」が見えます。コケの繁殖を防ぐために赤・青・緑のライトを当てているのですが、それが神秘的な空間を演出しています。ここの鍾乳石はねじり曲がりながら垂れ下がっていて、それも絶景ですよ。次に見えるのは「夢の宮殿」と呼ばれる場所。ここでは天井からつららのように鍾乳石が垂れ下がっています。色は白みがかっており、自然が生み出した芸術に見とれるでしょう。
出典:飛騨大鍾乳洞 (HIDA calcareous cave)
大自然を目の当たりにした後にここを通ると、人間の力もすごいなと感じますよ!
第三洞で有名なのは「月の世界」です。ここでは鍾乳石がまるでサンゴのように見えますよ。いびつな形が、宇宙を感じさせてくれるでしょう。ここから出口までは道もかなり細いので気をつけて歩きましょう。
出典:飛騨大鍾乳洞 (HIDA calcareous cave) 飛騨第鍾乳洞へお越しの方は、大橋コレクション館の入場券もセットになっていますのでご覧くださいね。なお、館内は撮影できません。
中でも必見なのは「戻ってきた金塊」です。強盗事件で一度奪われてしまった金塊ですが、警察の捜査のもと犯人が無事逮捕され、1年以上経って金塊が戻ってきました。残念なことに元の形では戻ってこなかったので、奪われる前の美しい姿もレプリカとして展示されています。
「岩魚たちの楽園」は、飛騨第鍾乳洞見学後の駐車場まで戻る道にある庭園です。池にはたくさんの岩魚(イワナ)が優雅に泳いでいますよ。掴んだりしないようにしてくださいね。「洞窟低温貯蔵酒蔵」は、駐車場に出る直前にあります。洞内の一年中低温である環境を利用して、日本酒・焼酎・ワインを長期的に貯蔵中。長らくこの環境下に置くと、お酒がまろやかになりますよ。もちろん購入することもできるので、お土産にいかがでしょう。
「氷の渓谷」は冬季期間(1月ー3月)だけ観ることができます。厳冬である飛騨地方ならではの光景は、一生思い出に残るほど美しいといっても過言ではありません。2月に入るとライトアップされますので、撮影しやすいですよ。また毎年、写真コンテストが開催されているので、美しい写真が撮れたなら応募してみてはいかがでしょう。
お土産売り場では飛騨地方のお土産を売っています。郷土工芸品の「さるぼぼ」も売っていますよ。お食事処では、飛騨牛串や飛騨牛の肉まんが大人気。飛騨地方に来たからには食べておきたい一品ですね。また美濃地方で有名な五平餅(ごへいもち)も販売中です。
まとめ
飛騨大鍾乳洞と、その周りの施設や景色を紹介してきましたがいかがでしたか。大自然が織り成す芸術的な洞内を見学した後は、お酒の試飲やお食事などして思い出を作りましょう。「氷の渓谷」も見えればいいですね。これで飛騨大鍾乳洞の紹介を終わります。