【雑学】オーストラリアのお札はプラスチック製
オーストラリアではポリマー紙幣が流通
現行のオーストラリアドル券の特徴は紙幣が文字通り"紙"ではなく薄いプラスチック、すなわちポリマー紙幣という点です。
サーファー天国のオーストラリア。紙幣は、プラスチック製(ポリマー材)で水に濡れても問題なし。
プラスチック紙幣は、ポリマー紙幣と呼ばれ、オーストラリア準備銀行(RBA) とオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO))の共同開発によって作られました。もちろん、世界で初めて発行したのもオーストラリアで、発行した年は1988年になります。
その他情報
オーストラリアだけじゃないみたいです
1988年にオーストラリアで世界で初めて発行され、その後ニュージーランド、ベトナム、ルーマニア、チリなど世界で20か国以上の国々で発行されています。
出典:布製のお札、陶器の硬貨…世界のお金の素材いろいろ(2) お... ポリマー紙幣は現在、記念紙幣も含めると世界25カ国以上で導入されており、うち少なくとも7カ国(オーストラリア、ブルネイ、カナダ、パプアニューギニア、ルーマニア、ニュージーランド、ヴェトナム)は「全紙幣がポリマー製」だ。
プラスチック製にするメリットは、丈夫さ
まず丈夫で長持ちであること。折ったり水に濡らしたりしても簡単には破れません。
お... お財布に入れても折り曲がらないのでしわくちゃにならないです。
ポリマー紙幣の寿命は10年であるため、印刷費用が節約できるという(日本の場合、紙幣の寿命は一万円札では3~4年程度、五千円札と千円札では1~2年程度)。
プラスチック札の生産コストは、紙幣の1.5倍~2倍と言われていますが、耐用年数の長さを考えるとプラスチック紙幣は、生産低コストを抑えることができるという意見もあります。
日本の紙幣はセキュリティレベルの高さがウリ
日本のお札の印刷技術は、偽造防止のため発展してきました。日本のお札には世界に誇る技術が詰まっています。