本当は怖いピーター・パンの原作 子供たちはネバーランドで殺されていた
小説、映画、アニメでもおなじみピーター・パン。もしかすると、子どものお遊戯会の劇なんかでも、使われることが多いかもしれません。
実は、このピーター・パンって、とても怖い話なのはご存知ですか?
少なくとも、子供が好んで見るような物語ではないのです。
ピーター・パンとは
ピーター・パン(Peter Pan)は、イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パンあるいは大人になりたがらない少年』(初演1904年(全三幕)。出版1928年(全五幕))、小説『ケンジントン公園のピーター・パン』(1906年)、小説『ピーター・パンとウェンディ』(1911年)のタイトルとそのタイトルロールである主人公。
ピーターパンのあらすじ(映画バーション)
ある夜、ウェンディ達(ダーリング家の3姉弟)の家にピーターパンが現れた。彼は、自分の影を探しにこの家にやってきたようだ。一方、長姉であるウェンディは年齢を理由に、翌日からの一人部屋暮らしを父親から言い渡されていた。それまでも彼女の自分に関する話を聞きにこっそりやってきていたピーターは、ウェンディをネバーランドに連れていき、迷子(ロストボーイ、ピーターの子分たち)のママになってもらうと言い出す。ウェンディは弟たちを置いては行けないからと、弟であるジョンとマイケルも一緒に連れて行ってほしいと願い出る。ティンカー・ベル(ティンク)の粉を浴びて空を飛べるようになった3人は、ピーターとともに右から2番目の星にあるネバーランドを目指して出発した。
その頃ネバーランドでは、かつてピーターに左手を切り落とされたフック船長が、復讐のためにピーターの隠れ家を探していた。ピーターと親しいインディアンの酋長の娘タイガーリリーであれば隠れ家を知っているだろうと踏んだフック船長は、タイガーリリーを誘拐し、隠れ家の場所を聞き出すことを計画する。そこにピーターがウェンディたちを連れて現れた。海賊の砲撃を受け、ピーターはティンクにウェンディらを隠れ家に避難させるよう指示する。ウェンディのピーターへの気持ちに気が付き、ウェンディに嫉妬していたティンクは、ウェンディよりも一足早く隠れ家に赴き、そこで寝ていたロストボーイたちに、ピーターからの命令と偽ってウェンディを撃ち落とさせ、殺害しようとする。命令に背いたティンクに激怒したピーターは、ティンクに永久追放を宣告した(その後ウェンディの頼みで1週間に短縮している)。
その後、ジョンとマイケルはロストボーイたちとともにインディアン狩りに出かけ、ウェンディはピーターと共に人魚に会いに行くが、そこでタイガーリリーを誘拐したフック船長らを見かける。ピーターはフック船長の声真似でタイガーリリーを救出しようとするもフック船長に見つかってしまい、激しい戦闘になる。が、そこにフック船長の切り落とされた左手を食べたワニが現れ、フック船長を食べようとする。フック船長は部下であるミスター・スミーと共に、ワニに追い回されながら逃げていった。
誘拐されたタイガーリリーを救出したピーターはインディアンの酋長から酋長の一人に任命され、フライング・イーグルと名乗ることを許される。ピーターやジョン、マイケル、そしてロストボーイたちは踊り回って宴会を楽しむが、女性であることを理由に薪運びを命じられたウェンディは、怒りや落胆とともに一足先に隠れ家に帰り、ネバーランドから家に帰る決心をする。帰りたくないと訴える弟たちにウェンディは母親の存在の必要性を語り、家に帰るよう説得した。一緒にウェンディの話を聞いていたロストボーイたちもウェンディたちと共にネバーランドを去ることを決め、皆は隠れ家を出た。
一方、ティンクがピーターから追放されたという噂を聞いたフック船長は、今度はティンクの嫉妬心を利用し、ピーターの隠れ家を聞き出すことを計画する。果たして計画は成功し、フック船長はティンクから隠れ家の場所を聞き出すことができた。フック船長はティンクをランプケースに閉じ込め、ウェンディら姉弟やロストボーイを全員捕縛し、ピーターにはウェンディからの贈り物と偽って時限爆弾を贈る。
海賊船に連れてこられたウェンディたちは、フック船長から海賊の子分にならないかと持ちかけられ、子分にならなければ甲板に渡した板から海に飛び込んでもらう(海賊のリンチ)と脅迫される。ジョンたちは脅迫を恐れて子分になろうとするが、ウェンディはピーターの救助を信じていた。が、フック船長の口からピーター殺害の計画を聞かされ、自分たちが罠に嵌められたことに気がつく。そしてその直後、ピーターのもとに届いた時限爆弾が爆発した。
ピーターは爆発寸前にランプケースから脱出したティンクに助けられ、あわやというところで一命を取り留めた。ティンクはウェンディたちが危ないので救出に行ってほしいと訴えるが、ピーターは自分にとって一番大切なのはティンクなので、ティンクを助けるのが先だと主張する。その後共に隠れ家を脱出したピーターらは、最初に板から飛び降りたウェンディを救出。次いで捕縛されたジョンやマイケル、ロストボーイたちを全員解放する。ジョンたちはマストの上の見張り台に立てこもり、襲い来る海賊たちと接戦を繰り広げる。かくてピーターとフック船長の最終決戦が始まった。
「ピーターパンの冒険」のタイトルでアニメにもなった
『ピーターパンの冒険』(ピーターパンのぼうけん)は、フジテレビ系の「ハウス世界名作劇場」枠で放送されたテレビアニメ。放映期間は1989年1月15日から同年12月24日で全41話。
筆者は、子供のころに見ていた記憶があります。子供の記憶力ってすごいですね、OPの歌詞を一語一句すべて覚えていました(笑)
いかにも、夢と希望一杯な感じの物語で、子どもの教育に良さげな感じがしますが、このピーターパンは恐ろしい内容なのです。
ピーター・パンの仲間に子供しかいない理由…それは、ピーター・パンが成長した子供を殺しているからだった
1911年に発表された「ピーターパンとウェンディ」の中には、はっきりと次のように書かれているそうです。
「子どもたちは大きくなると、それは規則違反なので、ピーターはできるだけ大急ぎで、子供たちを執念深く殺していきました。」(ソースはトリビアの泉)恐ろしすぎますね…
でも、こういうことならピーターパンの仲間に子供しかいないのも、説明が付きますね…
ネバーランド、それは恐ろしい場所だったのです。
解説
まず、その原作はというと、イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーが1904年に書いた童話劇だそうです。その後、1911年にジェームス自身が筆を加え、「ピーター・パンとウェンディ」として長編小説として発表したとのことです。
ピーターパンが子供を殺していることも、この長編小説に書かれているのだとか。
ということは、原作者が書いているわけですので、本当の物語ということになりそうです。
その後、童話や絵本になってゆく
長編小説が短くされ、童話や絵本になっていく過程で、「ちょっとここは残酷だから、隠しとこうね」という感じで、現在は残酷な部分は隠されたままなのだそうです。多くの人が、残酷な事実を知らないのはこのためだったようです。
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