[水不足] 首都圏水がめ、利根川水系8ダム貯水率49%に
首都圏の水がめと言われる利根川水系の八つのダムの貯水率が49%(7日午前0時現在)まで下がり、全8ダムの運用が始まった1992年以降、同期比で最低となっていることがわかった。
国土交通省関東地方整備局が7日、6都県(東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木)などと作る渇水対策連絡協議会の臨時幹事会で明らかにした。来週にも開かれる協議会で、10%の取水制限を行うかを協議する。同整備局によると、8ダムの貯水率は12~69%で、貯水量は平年と比べて6割に満たないという。10%の取水制限を行った2013年と比べても、4分の3程度になっている。
出典:空から見た利根川水系のダムの様子(8月14日撮影) 出典:利根川水系 出典:利根川水系 出典:利根川水系 最近は、水の需要の増える夏だけでなく冬にも発生したり、また、給水地区の拡大に伴って影響が広い地域に及ぼされるなど、季節を問わず、かつ広域化の傾向にあります。 ※首都圏=東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県 河川 国土交通省 関東地方整備局 平成13年の矢木沢ダム(貯水率32%)/平成13年8月14日撮影
首都圏の水資源状況について
矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム、下久保ダム、草木ダム、渡良瀬貯水池の現在の状況をお知らせします。
河川 国土交通省 関東地方整備局 河川 国土交通省 関東地方整備局 降水量
河川
水源と供給区域
出典:渇水の発生状況と頻度 とくに深刻な影響を与えた渇水は、昭和39年の東京(東京オリンピック渇水)、昭和48年の高松(高松砂漠)、昭和53年の福岡(福岡渇水)、昭和56 年の沖縄、昭和59年の中部圏・近畿圏、昭和62年の首都圏、平成6年の全国的な渇水(列島渇水)などがあり、記憶に新しいところでは平成8年の首都圏の渇水があります。 河川