壁画には、バンクシーからの手書きのメッセージが添えられていた。「自分を認めてくれてありがとう」というお礼の言葉が書かれていた。

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バンクシーが、イスラエルが作った悪名高き7メートル近いパレスチナ・ガザを取り囲む分離・壁・にイスラエルを皮肉る壁画を描いたのが2006年。その様子だけど、バンクシーは、2015年に、2014年イスラエルによる殺戮攻撃を受けたパレスチナ・ガザに入り、その廃墟・残骸の中に作品・グラフィティを描いた。

バンクシーの作品、子供たちはどう思ったのだろう。

“親愛なるブリッジ・ファーム・スクールへ

手紙をありがとう。そして私にちなんでハウスに名前をつけてくれてありがとう。

絵を受け取ってください。もし気に入らなければ遠慮なく描き足してください。先生たちも気にしないでしょう。

いつだって許可をもらうより、許しを得る方が簡単だと覚えておいてください。


愛をこめて


バンクシー

バンクシーの贈り物に学校びっくり。当初は消そうとしたがバンクシー作と分かり、賛辞に・・・。非常にアイロニカルな社会の評価と態度だけど、寛容も含まれる。グラフィティについては日本で・落書き・扱いとして・器物破損・になる。バンクシーが日本で描いたらどうなるか?少なくとも落書きアートを残すか、消すか、法令順守か、非常に面白い議論に成るだろう。


以下、ハフィントン・ポスト引用・・・

「イギリス西部ブリストルにあるブリッジ・ファーム・スクールで6月6日、登校してきたイギリスの子どもたちが、覆面芸術家バンクシー本人が学校の外にスプレーで描いた壁画を見つけた。この学校は、ハウス(イギリスの学校で生徒たちが所属するグループ・建物のこと)に、バンクシーにちなんだ名前をつけていた。


この作品では、棒線画で描かれた子供が、燃え盛るタイヤを棒で転がしている。この壁画は学校の学期間休みの後、スクールの遊び場に登場した。


その壁画には、バンクシーからの手書きのメッセージが添えられていた。「自分を認めてくれてありがとう」というお礼の言葉が書かれていた。

ブリッジ・ファーム・スクールのジェフ・マーソン校長は、バンクシーがイングランド南西部のこの街(ブリストル)の出身だと思われること、地元の有名人にちなんで学校の建物に名前をつけたことを地元紙「ブリストル・ポスト」に話した。

「この絵が描かれたのは、私たちがハウスの名前を変えるコンペを行い、ブリストルの伝説的人物バンクシーにちなんだ名前をつけることに決定した後でした。私たちはどうしてもバンクシーの名前を使いたかったんです」とマーソン校長は話した。


BBCによると、管理人が最初に絵を見つけたとき、誰かが落書きしたのだと思って絵を消そうと思ったという。


幸運なことに、消そうとしている間に、バンクシーからのメッセージが見つかった。

バンクシーの広報担当は、バンクシーがこの絵画を描いたことをBBCに認めた。マーソン校長はBBCに、学校はこの作品を保存すると話した。学校側は、「絵を売却する予定はない」という。


バンクシーの作品はかなり高額で取引されている。


フォーブスによると、2013年、彼が描いた小さなキャンバス画がニューヨークの路上で売られていたが、その絵には20万ドル(約2150万円)以上の値がついた。また、2007年にロンドンのサザビーズで作品3点がオークションにかけられた時には、いずれも10万ドル台の値で競り落とされた。」