【閲覧注意】見えるんですか?・実験・ひょっとこのお面・電気・彼女との楽しい時間・助けを求める子供【怖い話】

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見えるんですか?

私は某番組制作会社で働いています。

数年前、街中で通りすがりの人にドッキリを仕掛けるという番組を撮ったんです。

そのドッキリとは、まず深夜の人の少ない駅のベンチに仕掛け人の女性が座ります。

そして空席に誰かが一人で座ったら、仕掛け人は急に


「うー、うー、苦しい…」

と唸り始めます。仕掛け人にはあらかじめ青白い顔色に見えるようメイクをしておきました。

もし「大丈夫ですか?」と尋ねられたら、仕掛け人は驚いたような表情を浮かべて


「あなた、私が見えるんですか」

と言って幽霊のふりをするというものでした。


ちょっと強引なドッキリですが、深夜の静かな駅構内はなかなか雰囲気があるらしく、黙って逃げ出す人やパニックになって駅員室に駆け込む人など、かなり使える映像が撮れました。

やがて時間も遅くなってきたので次の人で最後にしようと決め、仕掛け人をスタンバイさせて待機していました。


するとすぐに、サラリーマン風の中年男が一人で駅へ入ってきました。

残業終わりなのでしょうかその男はひどく疲れた様子でベンチにぐったりと腰掛けました。

その間も私たちはずっと離れた場所からカメラを回しつづけていました。

ところが、仕掛け人がいっこうにドッキリを始めようとしないのです。


「これが終われば帰れるのに、あいつは何をやってるんだ。居眠りでもしてるのか?」

とイラついた私は、仕方なく撮影を一旦中止し、駅のホームに入って仕掛け人のもとに駆け寄りました。


「おい、何やってんだよ」

「へ?何ですか?」

ポカンとしている仕掛け人の前に立って、私はサラリーマンを指さしながら言いました。


「何ですかじゃねーよ。人が来たら、すぐに始めろよ!」

「はあ?だから、まだ誰も来てないじゃないですか!」

「えっ…」


私がくるりと振り向いてサラリーマンを見ると、今のやりとりの間にその男は立ち上がっていて、こちらをにらみつけて言いました。


「あなた、私が見えるんですか?」

実験

944 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/03/27(水) 19:37:27.53 ID:l8f6vBXPT

人形供養をしている寺から無理を言って市松人形を譲り受けた。以下実験記録。


●目的

人形に霊が宿っているという推測を立て、それが物的な霊か生物的な霊かを問わず、あらゆる手段を講じて心霊現象を誘発させる。


●実験一 暗示

ICレコーダーに「お前は生きている」と吹きこんでリピート再生。人形と一緒に箱入れして押し入れにしまう。


結果 変化無し。

ひょっとこのお面

俺の爺さんには従兄がいたらしいんだが、10代前半で亡くなっている。

それがどうも不自然な死に方だったというので、死んだ当時は親戚や近所の連中にいろいろ騒がれたんだそうだ。

戦後すぐの物がない時代のある日、その従兄は友達と何か売ったり食べ物と交換したりできるものはないかと、実家の蔵の中をあさっていた。

その従兄はうちの本家の人間だったので、蔵にはガラクタとも骨董品ともつかないものがごちゃごちゃとあったらしく、その中から何か見つけてやろうと思ったらしい。


探しているうちに、ひょっとこのお面を見つけたそうだ。

そのお面が気に入ったのか、従兄はそれをかぶってとおりに飛び出しでたらめに踊りだした。

もちろん一緒にいた友達連中にもバカ受けで、ひとしきり大騒ぎしてそのまま夕方までひょっとこの面をかぶって遊んでいたらしいんだがそのうちに従兄が何かにつまづいたか、突然転んで道に倒れて動かなくなった。

最初はふざけてるのかと思ったが、呼んでもゆすっても返事がないので様子がおかしいと思い、すぐに抱え上げて、本家の座敷に連れて帰った。

倒れたままの状態で身体はほとんど動かないが、かすかな声で「面を…面を取ってくれ…」とうめくのが聞こえる。

あわててひょっとこの面を取ると、顔色は土色、唇は紫、すっかり生気がなくなっていてまさに死人の顔だったという。

もうほとんど呼吸もはっきりしない状態の従兄をみて、家族も半ば覚悟して医者を呼んだ。従兄が倒れてから医者が来るまで実に30分と経っていないはずだった。

しかし、駆けつけた医者は従兄をすこし見てすぐに、厳しい調子で家族に言った。


「どうして放っておいたんですか!?亡くなってから半日は経ってます」

電気

数人で先輩の家に集まり、飲み会をした帰り道。

ふと先輩の家に忘れ物をしていることに気付いて、急いで取りに戻った。


酔い潰れてそのまま寝てしまったのか、

部屋の鍵は開いたままで中も真っ暗だった。

入り口から近い場所に置いてあったので忘れ物はスグに見つかり「寝ているのに起こすのは悪いかな…」と、そっと部屋から出ていった。

彼女との楽しい時間

自宅で彼女といる時、つい疲れていたので寝てしまった。 

気がつくと、部屋は真っ暗。

どうやら日が落ちるまで寝てたようだ。


隣を見ると、彼女が居ないことに気付いた。

同時に、バリバリくちゃくちゃと物を喰う音が聞こえて来た。

暗くてよく分からないが、彼女は椅子に座って何か食べているようだ。


俺:「おい、なんで電気つけない?」


彼女:「……ウチも今起きたん。お腹空いた~」


俺:「しかしまぁ、、、今日は悪かったよ。急に寝ちゃって」


彼女:「ううん!別に気にしてないよ。ねぇ…


ウチのこと好き?放さない?」


俺:「あたりまえだよ。お前以外はありえんわぁ」


その時…


枕元の携帯が鳴った。こんな時にシラケるだろうが、何だぁ?


【題名】RE

【本文】起きた?今夕食買いにコンビニに行ってんだけど、何が食べたい?(>_<)


「誰からのメール?誰から?ダレカラァ?ネエ」

助けを求める子供

26 本当にあった怖い名無し sage 2013/02/28(木) 20:13:02.07 ID:xpr9FIl00

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けっこう前に近所の家が火事になって

火のまわりぐあいとかが気がかりだったんで見にいった。

火事になった家はちょっとした資産家で大きな家だったせいもあって

火のまわりかたは激しいものがあった。野次馬も多くいた。

玄関から少しはなれたところではススで黒くなったガウンを着た

その家の住人とおぼしき夫婦が近所の人の介抱をうけていた。


【続き】





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Sharetube