【洒落怖】海にまつわる話(Part3)

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『収録話』

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■.貨物船の操舵手をして・・・ ■.フェリーからの転落事故 ■.唐人お吉
■.サンドライブイン跡地 ■.鈴と赤い布がついた棒 ■.川の方を絶対に見ては・・・
■.河口近くの波止 ■.水辺とか特定の石の近く ■.小ぶりな地蔵さん
■.神社の宝物 ■.海岸に変なものが漂着した ■.帝国による軍事教練所

『貨物船の操舵手をしていたオヤジ』

335 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/12/23 01:56

うちのオヤジは昔、貨物船の操舵手をしてました。

オヤジが乗っていた時、オヤジのボンク(寝室らしい)の上の人が、

身体中カミソリで斬りつけて自殺をしたそうだ。

死んだその人を抱き上げたらすごく軽かったって。

「血液って結構重いんだなあ」と言ってたよ。


その人すげー几帳面な人で、絶対当直に遅刻しなかったんだって。

だから死んでからも、時間になるとコツコツ歩く音がしていて、

すごく悲しくて辛かったとオヤジが言ってた。

奥さんが不倫したのが自殺の原因らしいんだけど、船員も大変だね。


あ、あと、水葬する時って、いっぱい足の方に重りを入れるんだって。

だから、「棺桶は海底に突き刺さってるだろう」なんてことも言ってたな。


たいていの場合は、船で冷凍して持って帰るらしいんだけど、

行きの船で太平洋のどまんなかとかで死なれると、

昔なので仕方なく水葬にしたんだって。

だから、「行きで死ぬなよ。カラダが国に帰れないぞ」って、よくおどされたそうだ。


400 :マルチに近いが :02/12/28 23:48

船員法第15条

船長は、船舶の航行中船内にある者が死亡したときは、

命令の定めるところにより、これを 水葬に付すことができる。


★ 水葬に付す条件として、

船舶が公海上にあること、死亡後24時間経過したこと(伝染病以外)、

衛生上船内に死体を保存できないこと、などをあげ、

本人写 真の撮影、遺髪、遺品の保管をし、遺体が浮き上がらない処置を講じたうえで、

『相当の儀礼をもって』行うことを定めています。

『フェリーからの転落事故』

116 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/20 04:46

俺の知り合いが瀬戸内海をフェリーで旅してた時に、転落事故があったらしい。

もう夜だったんだけど、たまたま甲板にいた客が目撃してて船員に通報。

船はすぐに停止して(といっても、数キロは行き過ぎた後だったらしい)、

サーチライトをつけて転落した人を探索。

客も甲板にいっぱい出てきて大騒ぎになったらしい。


で、運良く波間に浮かぶ人を発見したんだけど、救助のための装備なんてないので、

海上保安庁の船が到着するまでは、サーチライトで照らすしかないらしい。

なかなか保安庁の船が来なくて、1時間近くその場に停泊して照らし続けてたらしいけど、

サーチライトがずれて見失ってしまった。

すぐに人の浮かんでたあたりに戻したけど、

いくら探してももう見つからなかったそうな・・・


一瞬ずれたくらいで見失うものなのか?と思って、知り合いが後で船員に尋ねてみると、

「ああいう状態になると、体力を奪われ、精神力だけでなんとか持ちこたえてる状態。

 光が当たってるうちはなんとか頑張ってるが、光が当たらなくなると、

 『もう、だめぽ・・・』となって、沈んでしまう・・・」

という答えだったらしい。

『唐人お吉』

123 :本当にあった怖い名無し:2007/10/05(金) 09:45:47 ID:nxfs82FM0


362 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/10 12:58 (p)ID:YhqFLS5G(2)

大物女優が、有名な歴史上の人物を演じる舞台をやってた時に、

その人物と同じ死に方をしたっていうのを聞いた事があるが・・・

海で水死。


364 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/10 13:21 ID:W4dcZcq8

>>362

太地喜和子な。1992年に『唐人お吉』の舞台の最中に事故死。


生前、本人は異常に水を怖がっていたけど、

皮肉なことに乗っていた車が海につっこんで水死した。

唐人お吉の方は入水自殺。

因縁があったのかな。


379 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 12:12 ID:MgYEW3zk

>>364

太地喜和子も唐人お吉も、伊豆の海で死んだんだよ。役に引っ張られたのかねぇ。

太地が亡くなったまさにその時間、東京にいたマネージャーの家でいきなり、

ねじも巻いていないオルゴールが鳴り出したそうだ。

そのオルゴールは、マネージャーが太地から貰った物。

『サンドライブイン跡地』

126 :釣り板から:2007/10/08(月) 13:22:47 ID:i+DJ/qqg0

勝浦と御宿の間にあるサンドライブイン跡地って今も存在してるんですか?

↓の書き込み、時期も書き込んだ人も違うと思うのですが怖いですね。


646 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/05/31 14:22 ID:kekPrgP8

勝浦の崖っぷちにある廃パーキングの向かいにあるトイレで霊体験しました。

勝浦に釣りに行ったときのことなんですが、急に腹痛を起こしてしまいまして・・・

ちょっと不気味だったけど、まだ新しいトイレみたいだったので入ってしまいました。

時間は午前1時頃。


用を済ましてトイレからでて、手を洗っている時の事です。

ふと鏡を見てみると、背後に眼を思いっきり見開いた女がいました。

思わず「うわっ」と声を上げて振り返ると、まだいるのです!!!

しかも、その女は小さな男の子を連れてました。

その時は、男の子がトイレに入るのに付き添ってる母親だと思い、そのトイレを出ました。

車で待ってた友人にその事を話すと、自分以外にトイレに入った人はいないと言われました。

そして、2人で再びトイレに入って調べてみても誰もいませんでした。


もう2度とあのトイレには行きません。


127 :釣り板から:2007/10/08(月) 13:25:08 ID:i+DJ/qqg0


638 :本当にあった怖い名無し:2005/09/28(水) 23:32:46 ID:JMFbRELr0

勝浦の言わずと知れた心霊スポット、サンパーキング。

断崖絶壁の階段に霊がでるとの情報だが、実はサンパー前の公衆便所にでる。


男子便所に入り、用を済ませ、手洗っているときに小さな子供を連れた女の霊を目撃した。

その女の顔ははっきりみえない。高速で頭を左右に振ってた。

子供は3歳くらいの男の子。

黒目が無いのだが、こちらをひたすら睨んでいるのが分る。

10秒くらいだろうか?全く動くことができず、声もでない。

女の霊は頭を左右に振っているだけで動かない。

子供の霊は口をパクつかせ、俺を指差してた。

丁度、そのとき車がトイレ前に停まって霊は消えた。

通勤路なのだが、あれから2度とあのトイレは使用していないよ。

『鈴と赤い布がついた棒』

129 :本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 17:46:13 ID:qN6pZr3s0

ウチの近所の海は浜辺に、鈴をくくりつけた棒が立ててある。

赤い汚い布きれが巻いてあるんだが、

昔、死体が流れついてくるとその鈴が鳴るらしい。

その鈴の音が拝み屋に聞こえるらしく、遺体の始末と供養を拝み屋がやってたらしい。


毎年決まった時期、場所に死体が上がるという海でもあり、地元では有名だ。


131 :本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 21:58:20 ID:f/cg32Ht0

鈴をくくりつけた棒に赤い布が巻いてあるのは、鳥居の代わりであるのかも知れない。

浜辺だから、普通の鳥居では簡単に倒される。

裕福でない寒村においては、鳥居を立て替えるなどの余裕はないから、

棒を建てて赤い布だけを巻いたのだろう。

海神を祀る印であった可能性がある。

あるいは、神と呼ぶにはばかる存在であるので、鳥居の代わりに棒なのかも知れない。


祀る村人の心に応えて、海で亡くなった人をそこに送り届けてくれるのだろう。

『川の方を絶対に見てはいけない日』

817:本当にあった怖い名無し:2010/05/09(日) 22:13:24 ID:SBn7+51L0

俺の田舎って、お盆の最後の日に『帰らなかった者』を入れないように、

窓を閉めて寝る風習があるんだ。

小学校の時に、友達とその話してたら、その友達が、

「ウチの親がその日の夜、川の方は絶対に見てはいけない」って言ってたって。


「窓閉めるのは分かるけど、『見るな』ってのは何で?」って聞いたら、

むかしそこの上流に、年老いた母親と孝行息子が住んでいたんだけど、

ある日、その息子が何かの罪の濡れ衣を着せられてしまい、

自分に何かあったら年老いた母親が独り残される事になるからと、

息子は必死に無実だと主張したけど、誰も話を聞いてくれず、

結局、足に重りをつけられて、海に沈められてしまったそうな。


以来、その時期になったら、家に帰る為なのか母親に会いに来るのか、

川をさかのぼってくるんだって。

重い石をズル・・・ズル・・・・っと引きずりながら。

で、もしそれを見たら、連れて行かれてしまうって言ってた。


子供心に、可哀相だけど怖いと思った。


820:本当にあった怖い名無し:2010/05/10(月) 02:25:03 ID:9cf+GIfR0

>>817

こういう話は好きだな。

おまえらならその日の夜の川、見る?

 

きっと一人の息子が何年も祟るとも思えないし、

こんな因習が残った事には、何か別の理由があったとしてもおかしくないだろう…

『河口近くの波止』

675 :634:2011/10/25(火) 23:44:15.98 ID:/ENPLxXO0

これも長期出張で同じ離島の話。


その日も仕事が終わってから、河口近くの波止で夜釣りをしていた。

1投目、仕掛けを入れた直後から竿先が微妙に揺れるので、

大げさにアワセをくれて仕掛けをあげた。

すると10cm位の赤い魚がぶら下がってる。

お前どうやってエサを口に押し込んだんだって感じで、

針に掛かってもないのにエサを咥えたまま上がってきた。

アヤメエビスか?

何だか可笑しくなって、魚の口からエサを外し逃がしてやった。

しばらくプカ~ッと浮いていたが、バシャッと泳いで逃げていった。

その後仕掛けを入れたが当たりがない。


飲んだビールの酔いもあってウトウトしてたら、

「ねぇ、釣れるよ」って声がして目が覚めた。

すぐに竿先の鈴が鳴って、50cm強のコロダイが釣れた。

誰が声を掛けてくれたのか、周りを見回すがだれもいない。

不思議に思ったが、次の仕掛けを入れてまたウトウト・・・


「大きいの釣れるよ」って声がして、また目が覚めた。

すぐに竿先の鈴が鳴って、今度は60cm弱のゴマフエダイ。

やっぱり周りには誰もいない。

不思議と怖い感じは全然なかった。

いるはずのない、小さな子供みたいな声なのに、何故だろうね。


676 :634:2011/10/25(火) 23:58:35.85 ID:/ENPLxXO0

もう一度仕掛けを入れてまた居眠り。

すると耳元で少し切羽詰まった声で「起きろ、雷だ!」。

飛び起きて風上の空を見ると、黒雲が湧いて雷光がピカピカ。

慌てて仕掛けを片付け車に避難。間一髪セーフ、濡れずに済んだ。

もう一度辺りを見廻したが、やっぱり周りには誰もいない。

車の中で朝まで仮眠してアパートに帰った。


そのまま昼寝してたら、夢の中で幼なじみの従姉妹が乙姫様のコスプレで登場。

「世話になった。だがもう少し気をつけて釣りをしろ」

って言われたところで目が覚めた。

今でも全然意味がわからない。

因みにその従姉妹は結構な美人で巨乳だ。

ますます意味不明。

『水辺とか特定の石の近く』

411 :本当にあった怖い名無し:2012/07/10(火) 11:13:49.58 ID:2CIS3zVh0

海では無いんだけど、変った幽霊に会った話。


俺は釣りが趣味で、富士の湖でバスフィッシングをしていた時の話。

朝から出かけ、ぜんぜん釣れなくてもう昼だし飯でも食うかと思い、

周りを見渡すと、木陰の丁度良い感じの石が椅子の代わりなりそうな感じだった。

ツナマヨを食べながら、だいぶ暖かくなってきたから

梅干しとか殺菌作用がある具が良かったかな、なんて思ってると、

いきなりおっさんが横に立ってるの。

裏手は林になってはいたが見通しが悪いと言うほどではなかったので、

どこから沸いたんだ?とものすごく驚いた。

が、真昼間だし寒気とか無いし、幽霊とかなんとか言うのは思いつかず、

地元の人だろうと思い「こんにちわ」と挨拶をすると、

おっさんはこっちを見ながら「その石に近寄っていいかい」と聞いてきたんだ。

意味は判らなかったけど、地元ではなんか大切な物なのかもしれないし、

ペットの墓なのかな?椅子にしてまずかったなーと思い、

「すいません」って言葉が口に出て、その石から立ちあがったんだ。


412 :本当にあった怖い名無し:2012/07/10(火) 11:19:43.14 ID:2CIS3zVh0

するとおっさんは石の近くに近寄ってこう言ったんだ。

「僕は死んだんだ」

意味が判らなかった。

はっきりと見えるし、幽霊らしい怖さと言うか何も無く、

と言うか真昼間の晴天でちょっと熱い位だったんだし。

頭をよぎったのは『社会的に死んで自殺をしようとしている』人なのかな?って

イメージだった。

だけど、そう言われて僕は何を話して良いのか判らず立ち尽くしていた。

続けておっさんは、

「死んで判ったのは、水辺とか特定の石の近くだと意識がはっきりするんだけど、

 そこから離れると何も考えれなくなって消えそうになる。

 それが怖いんだ」

と喋って、石の側の木を一周ぐるりと回ろうとして木の陰に隠れたら、

そこから消えていた。

おっさんが何を伝えたかったかさっぱり判らなかったし、

怖い感じはなかったけど、流石にダッシュで逃げたよ。

『小ぶりな地蔵さん』

875 :本当にあった怖い名無し:2013/01/08(火) 19:05:57.55 ID:0gZjaW3W0

うちの地区のお寺に安置されてるお地蔵さんの話。


うちの町は海辺の小さな田舎町。

母がまだうら若き乙女だった頃近所の婆さまが死んだ。

その婆さまは、頼まれたら鳴釜をして『拝む』人だったらしい。


葬式も終わり、婆さまの荷物を片付けているときに、

浜に出ようとしていた母はその場所を通りかかった。

その婆さまの親戚で当時40代で漁師、

腕に綺麗な模様のある(w)屈強なおじさんが、

「面白いから見てけ!見てけ!」と母を呼び止めた。


876 :本当にあった怖い名無し:2013/01/08(火) 19:07:28.56 ID:0gZjaW3W0

何があるのかと母が足を止めると、

「この地蔵さん、見とけよ~」と言って、おじさんはお地蔵さんに手をかける。

その地蔵さんは、死んだ婆さまがいつも拝んでいた。

「地蔵さん、拝んだるよってに○○のうちに行こか~」

と言って上げようとしても座布団から上がらない。

「地蔵さん、寺行こか~」

すかっと上がる。

「地蔵さん、○○のうちいこか~」

地区指折りの力持ちのおじさんの腕の筋が浮き出るほど力をいれても持ち上がらない。


877 :本当にあった怖い名無し:2013/01/08(火) 19:08:28.71 ID:0gZjaW3W0

母は、座布団に地蔵さんの尻がくっついて△の形になったと言う。

幼い頃からお寺にいくたび、母にこの話を聞かされて育ってきた。

その地蔵さんはいまでもうちのお寺の敷地内にお座りになっている。


で、なんで海にまつわる話かっていうと、

この地蔵さん、婆さまが浜に打ち上げられているのを拾ってきて、

ずっと拝んでいたものだそうだ。

戦時中の南海地震で津波にに襲われた際、

地蔵さんとともに婆さまの荷物だけ天井にひっついて濡れてもいなかった、

ということだ。


878 :本当にあった怖い名無し:2013/01/08(火) 19:12:14.48 ID:0gZjaW3W0

現実、いまでも母は目撃者だし、

いまでもお寺に行くと「おまえも拝んでこい」と言う。

お堂の中、一見小ぶりな地蔵さん。

もうお寺の住職も代替わりして自分より年下の住職だから、

この地蔵さんの由来とか知らないかもね。

拝んでいつも思うのだが、この地蔵さんいまは深く眠っている気がする。

深く深く、ね。

縁のある人の目に止まれば・・・

では、おわり。

『神社の宝物』

453 :本当にあった怖い名無し:2013/10/20(日) 14:06:12.90 ID:fu+k62PP0

父から聞いた漁村の話です。


戦争中、紀元二千六百年記念行事の際に、

漁村の神社を新しくするという事業が行われたそうです。

そのために、神社の宝物殿のものを他の場所に移す作業が必要になりました。

たくさんの人間がそれに関わるというのは、

なにかと都合が悪い(盗まれたりする)というので、

村の若者(当時は子沢山だった)のなかから三名の二十歳まえの男が

選ばれたそうです。


そのうちの一人から父が聞いた話なのですが、

宝物を移動させるのですが、それほど多くなく、

1つ、古い木箱(船の荷造りのために作るような箱)

が特に重要だと神主が考えていたそうです。

その木箱は非常に重く、とても三人では持ち上げることも移動させることもできない。

それで、その宝物殿から丸太で簡単なレールを敷設し、

その上を滑らせて移動させたそうです。

三人しかいなかったので大変な作業だったと。

話をしてくれた人が言うには、その木箱は常に「唸っていた」ということです。

箱から音がでていた、ということらしいのです。

また、初夏というのに箱は非常に冷たかったそうです。

木材はふつうは温かい(断熱性があるということでしょうけど)のに、

それが冷たいといのも変だったと。


その三名は作業を終えたあと、

どのようなものを移動させたかを口外することを禁じられたそうです。

その後、その三名のうち二名は出征して戦死し、遺骨は帰ってこなかったとのこと。

残りの一名は病死したとのこと。身体全体に斑点が浮き出てやせ細って死んだそうです。

天然痘ではないか?と、最初に診察した近くの町の医者は疑ったそうですが、

その後、まったく噂にならなかったし、なんの対策もされなかったそうです。


その宝物は今も村の神社にあるかもしれません。

私も知人も家族の者も、そのようなものを見たことはないのですが。

『海岸に変なものが漂着した』

514 :本当にあった怖い名無し:2013/10/30(水) 17:27:32.37 ID:h8htim/O0

海の話です。

日露戦争に従軍したバルチックじいさんによる話です。


バル爺は衛生兵として従軍したので、退役後、

医師のいない漁村で骨折や外科治療などのさい多大の貢献をしてくれました。

沈着冷静な人で、また『合理的な』人で人望もありました。

対馬沖海戦に従軍したのが彼の話の白眉ですが、

怪談ではないのでここでは触れません。


おなじ水兵に島根県浜田市出身のものがいて、砲兵だったそうです。

その水兵が言うには、戦争が始まってすぐ、海岸に変なものが漂着したそうです。

海岸から漂ってくる異臭から、鯨でも漂着したか?と海岸を探していみたら、

10メートル程度の長細いものが漂着していました。

それは、前半部が金属製の円錐形(正確には、砲弾のような形だったと)であり、

後ろ半分が、生(動物のような有機物という意味でしょう)だったそうです。

その部分は、長い二股にわかれた触手のようなもので、

青白く変色(元の色かも)していました。

全体の形から『イカ』ではないかと発見した漁民は考えたようですが、

前半部が金属で(叩くとキンキンと金物の音がした)

イカではないだろうという話だったそうです。

腐敗臭がしていましたが、その異臭は金属の部分からしていて、

ナマの部分は無臭だったそうです。


警察と軍隊が来て、東京から偉い先生(研究者でしょう)が来て検分しました。

地元民はまったく近寄れなくなって、2日ほど海岸で灯りをつけて調べて、

ソレはきれいに持ち去られたということでした。


朝鮮半島に近い海岸地域はロシア艦隊への警戒線であったため、厳しく緘口令がひかれて、

その後の警戒も厳しくなったということです。

『帝国による軍事教練所』

539 :本当にあった怖い名無し:2013/11/03(日) 19:03:09.19 ID:Ykl/d9lu0

海の話ではありませんが。

バルチック爺さんが日露戦争中に見聞した話です。


彼はその後、関西の都市部で衛星看護兵の訓練に携わりました。

そこで知り合った医務教官から聞いた話だということです。

その教官は、佐世保の収容所で、

バルチック艦隊の生き残りの兵士の管理とケアを行っていたそうです。

島根県に漂着したロシア人乗組員(捕虜)のなかでインテリの士官がいて、

そのロシア人はフランス語をよくしゃべり、

ドイツ語もしゃべることができたそうです。

その兵士は教官に以下の話をしました。


そのロシア人士官の出身地は、ロシアのウラル地方エカチェリンブルグでした。

その当時、近郊の村(から離れた森のなか)に帝国による軍事教練所

(と地元の人間は理解していた)があり、

そこに地元の人間ではない『子供たち』が多く集められていたそうです。

不定期に人員は補充されてきて、その教練所の規模は少しづつ大きくなりました。

地元の人間は教練所に近づいたり、

そこの人間と接触することはかたく禁じられていました。

その訓練は厳しいらしく、

たまにそこから少年が逃げ出して近くの村に出没することがあったそうです。

しかし、周辺の村ではその逃亡兵(と言うべきか?)を歓迎せず、

時には秘密裏に殺害したこともあったそうです。

なぜか?


540 :本当にあった怖い名無し:2013/11/03(日) 19:05:17.14 ID:Ykl/d9lu0

「あの教練所の連中は、人を食っている」という噂がたっていました。

文字通り『人肉を喰らう食人』という意味です。

「あそこにいる連中は子供だが、人の肉を喰らうヴィーだ。

 脱走した子供に、村人が殺された(喰われた)」

そのような噂は表立って話すことは禁じられていて、

憲兵による流言者の逮捕もあったそうです。

これではなにかと不都合が多いので、

地元の役人にどういうことかを村の有力者などが尋ねることもあったそうですが、

「あそこでは、帝国兵士の育成をしていて・・」

というような曖昧な返答しかなかったとか。

役人も知らなかったのでは?と。

「あそこは、帝国学士院(科学アカデミーと思われますが)も関与していて、

 我々にはどうにも・・・」

というくらいが聞き出せた詳しい話でした。

村人が命令されて、生きた牛や馬、羊などを食料として納める時も、

ベトンで作られた高い壁に囲まれたその敷地には入れなかったそうです。

『オススメの怖い話リンク』

『名作・長編』

■.リアル■.ドルフィンリング■.自己責任
■.自殺の連鎖■.ヒッチハイク■.神社の生活
■.姦姦蛇螺■.キャンプ■.危険な好奇心

『名作・中編』

■.今神様やってるのよ■.嗅ぐ■.猿夢
■.走り回っている男■.警察官の無念■.くねくね
■.今神様やってるのよ■.お下がり■.案山子の神様

『名作・短編』

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