【○○の恩返し】いろいろな生き物たちの恩返し特集!人間に感謝を伝える健気な動物たち
昔話の定番「ツルの恩返し」、何度聞いても素敵なお話です。自分の羽ではたを織る…なんて健気なのでしょう。身を削るとはまさにこのことですね。さて、そんなツルの恩返しに似たお話は現実にも起こり得ることをご存知ですか?ツルの恩返しならぬ〇〇の恩返しの世界を少し覗いてみましょう。
ミミズクの恩返し
お目目パッチリふくろうにちょこんとお耳がチャームポイントのミミズクさん。南アフリカで怪我をして飛べないでいるところを保護されました。献身的な治療により無事元気になったミミズクさん。めでたしめでたし。元気に森にお帰りなさい( ;∀;)となるはずが…。
これは良かったと喜んでいたら、早速狩りにでかけ、ネズミやヘビを狩ってきては、家族である猫や他の鳥のみならず、飼い主に持ってきて「ほれ食え、やれ食え」と差し出すようになったという。
出典:怪我したミミズクを保護したら、恩返しにネズミやヘビを狩ってきて家族に振舞うようになった。 : カラパイア
なんて健気なんでしょう。生きていくためにぜったい必要で、ミミズクさんからすれば「食べれるときに食べとけ」な精神でも不思議ではありません。自分は二の次(かどうかはわかりませんが)にしてそのお家に住むカラスや猫にまでおすそ分けするのだそうで…昔話のまんまミミズクバージョンと言っても過言ではありませんね。
ほらほらヘビ!見て見てヘビ!みたいな感じですね。ネズミはさすがにお断りですが、ヘビってちょっと食べられそうと思うのは私だけでしょうか。
ミミズクの恩返しはデマ?
健気な姿をみせて話題になったミミズクさんですが、いっぽうで「ミミズクが恩返しなんてするわけがない」とおっしゃる方々も少なからずいらっしゃいます。そもそもこのニュース自体が嘘なんだよ、デマなんだよ!ってことなのですが、どちらが真実かは分かりません。こんな素敵なエピソードや写真があるのですから、あまり深く考えないでおきましょう。ただ、「ミミズクが恩返しってすげえ!自分もミミズク飼いたい!」という安易な衝動は抑えて、ペットショップの詳しいお方に飼育の大変さもたっぷり訊いておきましょう。
それにしてもミミズクさんかわいいです。しばらく恩返しを続けていたようですが、現在はどうしてるのでしょうね。ファミリーがミミズクさんとの約束を破ったから去って行ってしまった…無きにしも非ず。
怪我したミミズクを保護したら、恩返しにネズミやヘビを狩ってきて家...
http://karapaia.com/archives/52043513.html
南アフリカからのほのぼのニュース。怪我をして飛べなくなっていたミミズクを保護し、怪我の治療を続けていたら元気が戻り飛べるようになった。これは良かったと喜んでいたら...
カラスの恩返し
真っ黒で大きく、ゴミを漁るという悪いイメージばかりのカラスは頭がいいというのは有名なお話。悪魔のイメージまでついてしまうカラスさんですが、その賢さを再確認させられる恩返しエピソードがありました。関係ないですが、夕日とカラスって相性良すぎです。
アメリカに住むカラスが大好きな少女は、6歳のころから自宅の庭でカラスに餌をやっていたのだそう。トレーに入れた餌をちょんちょんとつつくカラスさんを見て癒されていたのでしょうね(憶測)。カラスさん用に準備された餌トレーに、なにか光るものを見つけた様子。これがカラスさんなりの恩返しのようですが、プレゼントの内容に驚きです。
驚いたことに、カラスはイヤリングやビーズ、キラキラ光るきれいな石やペンダント・トップといった、いかにも女の子が好きそうな物を選んで持ってくるのである。
出典:【カラスの恩返し】少女がカラスにエサを与え続けたら「イヤリングやビーズなど気の利いた貢物」を持ってくるように!! - エキサイトニュース
カラスさんには失礼ですが、さっきのミミズクの流れでいくと「残飯や腐った食べ物をプレゼント!」なんてのを想像していました。陳謝。
今までもらった60以上のプレゼントのなかで、ギャビーちゃんはハート型のパールのペンダント・トップが一番のお気に入りなのだとか。
出典:【カラスの恩返し】少女がカラスにエサを与え続けたら「イヤリングやビーズなど気の利いた貢物」を持ってくるように!! - エキサイトニュース
こうして素直に喜んでくれるから、カラスさんもせっせと宝物を探してきてくれるんでしょうか。それにしても60以上ってすごいですね!なかには少女の母親がなくしたアクセサリーも含まれていたそうです。きっとお母さんもカラスにぞっこんでしょう。
少女の好きなものをプレゼントしたのは偶然じゃないらしい
そう。偶然じゃないらしいのです。いやいや、いくら頭のいいカラスさんとは言え、人間に比べると小さいし、すると脳も小さいだろうし、なんてったって鳥だし……
今までに、いくつか類似した話を耳にした事があります。少女が受け取った貢物はただの偶然ではなく、カラスと彼女はお互いのシグナルを理解して、相互間にコミュニケーションが取れているのです。
出典:【カラスの恩返し】少女がカラスにエサを与え続けたら「イヤリングやビーズなど気の利いた貢物」を持ってくるように!! - エキサイトニュース
野鳥研究家のお方がこう見解を述べたのだそう。しかも今までにも似た話を聞いたことがある、ということは、「カラスは恩返しのときキラキラしたものをプレゼントする」というわけではないのでしょう。少女がカラスさんにお願いしたんじゃないのなら、どうしてカラスさんは好みがわかったのか…世の男性にぜひご教授願いたい。
【カラスの恩返し】少女がカラスにエサを与え続けたら「イヤリングや...
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20150310/Rocketnews24_554104.html
日本人なら、誰でも「鶴の恩返し」を知っているだろう。話の解釈は人それぞれ違うかもしれないが、基本のコンセプトは“良いことをしたら良いことが帰ってくる”という因果応報で...
ワニの恩返し
ワニの恩返しって、鹿とかプレゼントされるんじゃ…って思いませんか?健気といえば健気ですが、というか鹿までいけばもう食べれちゃいますが…というか人が食べられちゃう可能性も…。いいえ、ワニは実は心優しい爬虫類なのです!
岸辺に佇んでいたところ、牛飼いのおじさん(おじさんは想像)に頭を打たれてしまったワニが瀕死状態で発見されました。それを見つけた男性は、「全ての人間がワニを殺そうとするわけではない!」ということをワニに分かってもらおうと保護します。日本に住む私たちにワニの保護なんて非現実的な話ですが、瀕死状態で見つけても保護しようとは到底思い至らないと思います。すごいです。かっこいい。
男性が一生懸命に治療を続けたことで、ワニは無事に回復。もう大丈夫だろうということで、湖とワニにさよならを告げますが…
ところが『Chito』さんが家に帰ろうとすると、『Pocho』も湖から出て来て、『Chito』さんの後を追いかけてきたそうです。何度やっても同じで、仕方がないので、一緒に住む事にしたそうです。
このときワニが何を思っていたのか、すごく気になりますね。単にお別れするのが寂しくて優しい男性と生涯一緒にいたいと思っていたのでしょうか。かわいいです。ワニ飼いたい(無理です)。
その後、男性とワニの不思議で仲睦まじい様子を見に多くの人が集まったのだそう。こんなイチャイチャしてたら誰でも見に行っちゃいます。命の恩人であるご主人様に襲い掛かるようなことは無いというから驚きです。
こうしてイチャイチャラブラブを見て癒されにくる観光客が増えたので、ホテルやレストランの経営に踏み込んだようです。極めつけはショーまで開催!めちゃめちゃ興味あります。ショーと言っても、しつけというよりラブラブしてるの披露してるだけなのでしょうか。うらやましすぎます。
http://azvet2.blog.fc2.com/blog-entry-10.html
飼い馴らされていない、大人の野生ワニは、馴れないどころか、襲ってくるのが、常識です。しかし、その常識が破られたことがあります。1991年、コスタリカで、野生ワニが、...
タヌキの恩返し
海外の恩返しエピソードを紹介してきましたが、実は日本でも不思議な恩返しのお話がいくつもあるのをご存知でしょうか。そのなかでもよく見られるのがタヌキの恩返し。農作物の被害なんかも少なからず耳にしますが、今日だけはそんなこと忘れてほっこりするタヌキさんのお話を覗いてみましょう。
数年前に小さな話題となったこちらのツイート。見覚えあるかたもいらっしゃるでしょうか?猫のごはんを遠慮がちにおすそ分けしてもらっていたタヌキからの恩返しでは?と、あくまで推測ですがドングリってめちゃめちゃかわいいプレゼントですね。
タヌキが玄関まできて恩返しにきます。こないように追い払う方法はございますか?今朝はヘビを持ってきてくれました。
出典:yahoo!知恵袋
車にひかれたタヌキを助けた後の出来事だそうです。見つけた現場からは距離があるため「違うタヌキかも」と言われていますが、タヌキさんの恩返ししたい情熱ははかり知れません。ヘビは少しありがた迷惑なプレゼントですが、「持ってきてくれました」という主さんから人柄の良さが垣間見えますね。
タヌキのほかにも…
さきほどのタヌキの恩返しツイートへのコメントから。経験した多くの人が「勘違いかもしれない」と思うのでしょうが、やっぱり嬉しいですし、「なにかしてもらったらお礼する」という精神はどの生き物にもあるのかもしれません。
あるかも!?虫の恩返し
具体的な名前なしに大雑把に虫という括りにしてしまいましたが、ほ乳類だけじゃなく鳥や爬虫類も恩返しするのなら、虫もするのでは!??と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。小さい小さい虫さんたちですが、恩返し的な行動があったって不思議ではありません。不思議ですが、不思議ではありません(矛盾)。
今年の夜はセミの幼虫を観察して舗道で多くの潰されかけたセミを家に持ち帰り沢山羽化させました。そのおかげかどうか判りませんが、寝坊な私を早朝からセミが家の窓にとまり大きな鳴き声で起こしてくれました。
土日は早朝から鳴かれ迷惑してます。
出典:皆さんは虫を助けたりすると恩返しに来ると思いますか?また、「恩... - Yahoo!知恵袋
セミは鳴くことが仕事みたいなもんですから、その仕事を精一杯にすることで恩返しをしくれたのでしょうか。目覚まし時計の電池が切れても安心ですね。おそらくセミには休日の概念がないのでしょう…。樹ではなく家の窓にとまって鳴くというのがなんとも愛らしい(?)ですね。
私の不注意で羽化の途中で羽に傷をつけてしまったアゲハが卵を産みに帰ってきてくれたのを見て号泣しましたが、彼女にとっては自分が大きくなった事実がある=子どもも大きくなれる安全率が高いからですね。
出典:皆さんは虫を助けたりすると恩返しに来ると思いますか?また、「恩... - Yahoo!知恵袋
恩返しとは少し違うエピソードですが素敵ですね。傷があるけど大丈夫だよ、と知らせるために帰ってきてくれたのかも…というのは筆者の勝手な想像です。
大きい鳥「コンドル」も恩返し
出典:Condor 両の翼を広げながら「ありがとう!」とでもいうかのように、エドガルドさんに抱きつくコンドリート。 出典:コンドルだって人に助けてもらった恩を忘れない。命の恩人のもとに飛んで駆け寄るコンドル(アルゼンチン) : カラパイア Julie Rollinson
かわいい…子どもなのにめっちゃ大きいけどかわいい…。ありがとー!って感じがにじみ出てますね。男性もコンドリートに「まったくもう…ふふふ、しょうがないなあ(照」デレデレです。
〇〇の恩返しの不思議なエピソードを探してみましょう!
今回は紹介していませんが、魚の恩返しもどこかに隠れているかもしれません。
いろいろな生き物たちの恩返し体験、紹介はほんの少しでしたが初めて聞くエピソードはあったでしょうか?言葉が通じないからこそ、人間同士とは違った方法で、そして全力で気持ちを伝えてくれる健気な生き物たち。恩返しをするのは人間だけではないし、むしろ動物たちが恩返しする姿を見て、私たちはそれを見習わなければならないのかもしれませんね。
今回紹介したエピソード以外にもたくさんの〇〇の恩返しがあります。不思議でかわいい体験を探してみて、癒しに浸ってみてください!