今や子供のお稽古・習い事は当たり前!何歳から何を習わせるべき?
子供に何かお稽古や習い事をさせたいけど、何歳から何を習わせるべきか、何が子供にとってためになるのか、悩むところですよね。早い時期から色々な経験をさせてあげたいと親なら誰しも思う事です。
ですが、お子さんの気持ちも大切にし、有意義な習い事となるようサポートしてあげることが大切です。
子供が成長していく中で、より刺激になって、続けてくれるものを習わせたいのは、どの親も考えることです。今回はそんな悩みをもつ方々向けに、お稽古や習い事事情や関わり方について紹介していきます。
何から習わせたらいいの?
出典:家計は夫婦で支えよう。共働きのススメ。(4) 子供の習い事についての考え方。 ミキハウス総研が2015年10月に行った調査を見てみると、男の子ならサッカーやプールといった体を動かすものが人気があり、女の子なら習字やピアノといった室内で行うものが人気があります。
お稽古や習い事はいつから始めたらいいの?
近代は幼少期からお稽古や習い事をさせる家庭が増えてきてはいますが、実際は「何歳から始めたらいいの?」と悩む親は少なくはありません。ミキハウス総研が2015年10月に行った調査によると、444の家庭にアンケートを行った結果、6歳以下の子供にお稽古や習い事をさせている家庭が全体の3分の2も占めたそうです。
これは0~3歳が44.3%、4~6歳が21.4%という内訳になっています。男女比率はほぼ半々で、男の子が49.3%、女の子が50.7%となっています。
現代は子供の2人に1人がお稽古や習い事をしており、5人に1人が2つ以上のお稽古や習い事をしている時代です。ほとんどの親が「小学校に入ってからお稽古や習い事をするのは遅い」、と考えています。幼稚園や保育園の入園までに始める子供が大半となっています。
お家や保育園、幼稚園や小学校では学べない多くのことをお稽古や習い事から習得することが出来るだけでなく、幼稚園や学校以外でのお友達が出来ることもメリットです。
また、自分では教えることが出来ないことも学ばせてあげられるので、子供にとっても刺激があることは間違いありません。
スイミング
2014年の調査まではピアノに次ぐ2位だったスイミング。最近は、ママのお腹の中に子供がいる時から始める「マタニティスイミング」を始め、子供が1歳の頃から始めるベビースイミングといった段階をふみながらスタート出来るのです。泳ぎの習得が出来るだけでなく、子供の体力作りや喘息の克服を目的とする親が多いようです。
小学校1・2年生のプールの授業では、水遊び程度ですが、子供には水に慣れてもらうことでプライベートでも水泳を楽しんでもらえるようになりますよ。
子供はお稽古や習い事を「楽しい!」と感じることから「理解出来た、分かった」「出来るようになった」に繋がることで、技術や能力が向上していきます。
まずは子供が「楽しい!」「好き!」と思えるものを親が理解し、受け入れてあげることが重要となってきます。
ピアノ
出典:ヤマハ音楽教室(子ども)開講クラスご案内・レッスン見学・入会受付中! 音符や楽譜が読めれば、音楽を楽しむ引き出しが増え、子供自身が可能性を広げていけるのです。 また、コツコツ練習を続けることで、集中力や忍耐力が養われます。ただし、家での練習も必要となるため、防音を配慮する必要があります。
英会話教室
出典:それでも「早期英語教育」が必要なワケ 英語で苦労した親が子供に同じ思いをさせたくないという理由で英会話教室をチョイスするケースが多いようです。「英語に耳を慣らして欲しい」「英語に親しみを感じて欲しい」と願う親が英会話を子供に早くから学ばせています。 0歳から始められる教室もあり、「英会話+リトミック」、「英語の歌や絵本」、「ゲーム+英会話」といったより英語に慣れ親しんでもらえるようなスタイルもあります。大手の英会話教室よりは、個人で経営している教室の方が比較的リーズナブルです。 ぐんぐん伸びる子は何が違うのか? 東洋経済オンライン
学習塾
子供が少し大きくなってくると塾に通させるかどうか気になります。近年では保育園や幼稚園くらいになると子供の塾を考える人が増えているそうです。より良い学校で勉学をして欲しいという親が増え、学習塾に通う子供の低年齢化が進んでいます。
習字
根強い人気であるのが習字です。字がキレイになるだけでなく、「礼儀作法が身に着く」「集中力がつく」といったメリットもあります。上達が目に見えるので、子供たち自身が達成感や遣り甲斐を感じることが出来ます。また、日本伝統の一つである「習字」に触れることが出来るのも魅力の一つではないでしょうか。
体操・体育
幼児への習い事として人気があります。子供のエネルギーをこの場で発揮出来るだけでなく、小学校から始まる体育への事前準備として体を動かすこと、「体育」に慣れてもらうことが出来るので、苦手意識を少しでも軽減することが出来ます。
サッカー
特に男の子には非常に人気のスポーツです。全身を使うスポーツなので体力がつくだけでなく、子どもたちを転ばせる勇気、そして自分の力で立ち上がる勇気、チームプレーを通して協調性やコミュニケーション能力を高めることが出来ますよ。
音楽教室・リトミック
「情緒が育つ」「リズム感がよくなる」「感性を豊かにしてくれる」と言われる音楽教室やリトミックです。癇癪が落ち着く、人の話に耳を傾けるなどの効果があります。小さな子供でも楽しく取り組めるので、初めての習い事としては非常に人気があります。体験レッスンをした時に、子供が楽しそうに歌ったり踊る姿を見て、習わせようと決意する親が多いようです。
家に帰ってからも子供が楽しそうに歌ってくれたり、踊ってくれる姿を見て、親も一緒に遊べるので家での会話やコミュニケーションが増えるのもメリットの一つです。
幼児教室
脳の発育が始まる頃に、子供の能力を最大限に引き出そうという作戦が「幼児教室」です。子供のあらゆる可能性を引き出してあげたい、という親の思いから幼児教室を通わせるケースが多いようです。やり方や内容は教室により異なり、早い段階から通わせてあげる親はお受験対策として幼児教室に通わせているケースも多いです。
くもん
学年や年齢にこだわらず、個人の学力や能力に応じて学習をしていく「くもん」です。親自身がくもんを経験したという人も多く、「読解力がついた」「計算が早くなった」と効果を実感する人が多いのが現状です。子供が簡単に解ける問題のレベルからスタート出来るので、子供自身がゲーム感覚で始めていけるのがくもんの楽しいところです。また、宿題も出されるので、毎日勉強することで習慣化され、集中力も養うことが出来ます。
更に、就学前にくもんに通うと、学校で習うことを事前にくもんで学習できるため、実際に学校で習い始める時に余裕が持てるので、理解力が高まるのもくもんのメリットではないでしょうか。
さいごに
子供の可能性を最大限に広げてあげたい、と誰もが願いますよね。「男の子だからサッカー」「女の子だからピアノ教室」と親の好みや願望はありますが、子供が「楽しい!」と思える習い事やお稽古を子供と一緒に考えてあげましょう。