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理想の世界ではナゼ目が

理想の世界ではナゼ目が"ボタン"!?映画「コララインとボタンの魔女」見どころ【ネタバレなし】

Author:
tolawotolawo
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理想の世界ではナゼ目が
	
2010年、作家ニール・ゲイマンの児童文学を原作に公開された映画【コララインとボタンの魔女 3D】。監督は「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を手掛けたことで有名なヘンリー・セリックです。

以前ご紹介した「パラノーマン ブライス・ホローの謎」と同じ制作会社ライカによって、3Dストップモーション・アニメーションによって撮影されました。

主人公コララインに声を吹き込んだのは、数々の映画で活躍する女優ダコタ・ファニング。さらに日本語吹き替え版には榮倉奈々戸田恵子劇団ひとりなど豪華キャストが揃っています。
※タイトルに「3D」とありますが、実際に3Dで鑑賞するには"色眼鏡"が必要です。赤色と緑色のあれです。もちろん2Dバージョンもアリ。

映画「コララインとボタンの魔女」のあらすじ

11歳の少女コララインは、園芸ライターとして働く両親とともに築150年の家に引っ越した。
両親は常に締め切りに追われ、いつも忙しそうにしてコララインを構わない。

好奇心旺盛な少女は雨の降る空とつまらない両親に嫌気がさすが
大きな家を探検しているとき、壁についた小さなドアを発見する。
鍵を使って開けるが、その向こうにはレンガの壁があるだけだった。

その日の夜、眠っているとネズミが現れてコララインをドアのほうへ誘導する。

昼間はふさがれていたドアの向こうに行くと、元の世界とそっくりな家と両親の姿が。
ただひとつ違うのは、目がボタンでできているということ…。

物語のキー:ボタンの謎

コララインがネズミに誘導されてたどり着いた世界には、本当の世界と似ているようでまったく違う光景が広がっています。

忙しくて構ってくれないはずの両親ですが、もう1人のママは美味しい料理をたくさん作ってくれて
パパはピアノを演奏しながら陽気にコララインの歌をうたって…

次第に「こっちの世界のほうが好き」と思いはじめるコラライン。
しかし、元の世界を離れるには目をボタンにしなければいけないというのです。

果たして、その不気味なボタンの目にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。

見どころ①個性豊かな登場人物

本作の一番の見どころは、いたるところに登場する個性的なキャラクター。

奇妙なボタンに注目してしまいがちですが、実は元の世界にも目を疑うほどおかしな人たちがたくさん住んでいます。
とくに、引っ越しの挨拶まわりをするシーンで出会う大勢の不思議なご近所さんたち。ぜひ注目して観てみましょう。

そして意外にもキーマンになるのが"村のストーカー"ことワイビー原作には登場しないキャラクターですが、映画のなかではコララインの命の恩人ともいえるべき役割を果たしてくれています。

見どころ②揺れ動くコララインの心

今までの生活にうんざりしているときに出会った、ボタン目のママとパパ。
コララインは理想的な世界に惹かれていきますが、「本当の両親」のことを考えるとどうしても決断できません。

現実の世界を嫌いながらも迷い続けるコラライン。
それは"ボタン"への不信感からなのですが、本当の両親を大切にしたいという潜在的な想いもあるのかもしれませんね。

見どころ③魔女の脅威が振るわれる瞬間

本作はあくまでも子ども向けに作られた映画ですが、
大人でもトラウマになるくらい恐ろしい描写がたくさん登場します。

とくにボタンの謎が明るみになっていき、コララインに命の危機が迫るシーン。
タイトルにある通り"ボタンの魔女"が少女に猛威を振るうのですが、魔女だけでなく世界全体が少女を闇に陥れようとするのです。

おすすめ度【★★★★☆】

★…誰もが通る反抗期的な心情を分かりやすく描いている
★…ボタンの目が想像以上にこわい(お子様向けではない)
★…親目線でも"子との関係"を考えさせられる
★…クライマックスが迫力満点
☆…ムダに長いと感じるシーンがいくつかある(星0.5)

総評は星4.5。

子ども時代に誰もが抱くであろう「あの子の家は…」「友達の両親は…」というないものねだり的な心情を上手く表現してくれています。
さらにその不満を解消するために選ぶ方法が本当に正しいのか"今の"両親との関係をどれだけありがたく思うべきかを考えさせてくれるストーリーだと言えるでしょう。

唯一のマイナスポイントは、若干「長いな…」と感じてしまうシーンがある点。
早い展開を期待する人には少々じれったく感じてしまうかもしれません。

アニメ映画のなかではトラウマに残る作品ランキング上位に入るのではないでしょうか。
子ども向けですが、ストーリーよりも描写の恐怖でトラウマに残る可能性も否めませんので注意しましょう。

もちろん、トラウマ覚悟で観られる大人にはおすすめできる映画作品です。
家族の距離が遠くなりがちな大人だからこそ、童心に返ってたったひとつのママ・パパを魔女に思い出させてもらいましょう。

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著者プロフィール
tolawo

フリーランスライター活動中…。 まとめを含む記事の執筆、書き起こしなど。立派な実績はありませんので書きまくって腕磨きます。お仕事はTwitterから。