• follow us in feedly
scroll_icon
shuffle_button
11万人のボランティアをやりがい搾取、熱中症で命の危険も!東京五輪が非道すぎる

サムネイル出典:

殿堂

11万人のボランティアをやりがい搾取、熱中症で命の危険も!東京五輪が非道すぎる

Author:
LOUD MINORITY.LOUD MINORITY.
Posted date:
Update date:2018年07月24日
11万人のボランティアをやりがい搾取、熱中症で命の危険も!東京五輪が非道すぎる
2020年のオリンピック開幕まで2年を迎えようとしている東京。大会のスムーズな運営に向けて、政府・東京都・マスコミが総動員で五輪をサポートするボランティアの参加を呼び掛けています。
活動分野は会場案内や運営サポート、車両の運転、救護など9分野で計8万人を募る

出典:東京五輪ボランティア、9分野8万人…募集要項 : 東京五輪・...

活動は一日8時間(休憩や待機時間を含む)で、連続活動日数は5日以内が基本と明記。交通費補助の目的で全員に一定額の物品を提供。活動中の食事やユニホームを提供され、ケガ等にそなえて保険費用も負担。
募集期間は今年9月中旬~12月上旬まで。2019年2月頃から説明会や面談を始め、9月までに採否決定、10月から研修を開始するそうです。
東京五輪のボランティアに参加を希望している人は57%。「一生に一度の経験」「世界的なイベントに関われる」など前向きな人が過半数を占めている

出典:東京新聞が「2020東京五輪」を懸念している 『ブラックボラン...

首都圏に住む20~60代の3800人の調査結果。日本財団の意識調査より
	
ボランティア活動は「10日以上、1日8時間程度活動できる、研修にはすべて参加」などが条件となっており、一般的な会社員にはとてもハードルが高いもの。8時間×10日+研修という拘束時間だけでもすでに無償の域を超えていますが、現状では交通手段や宿泊場所についてもボランティア各自で手配することになっています。(上記で述べたように一定額の物品が提供されるようですが・・・)

また、「積極的に応募していただきたい方」の要件として、以下のような人材をあげています。

・競技の基本的知識
・英語やその他言語のスキル
・スポーツボランティア経験をはじめとするボランティア経験

ボランティアの募集にしては条件が厳しくない・・・?と思うのもそのはず、普通に考えれば無償では済まされない知識・技能も含まれているのです。

・空港や会場での海外要人の接遇
・関係者が会場間を移動する際の車の運転
・選手がメディアからインタビューを受ける際の外国語でのコミュニケーションの補助
・ドーピング検査のサポート
・大会を記録するための写真や動画の編集サポート

ネットでは2018年3月にボランティア募集要項案が出された直後から、この活動内容を無償でやらせるのはあまりにブラックではないか?やりがい搾取ではないのか?という批判が相次いでいます。

東京五輪のスポンサー収入は推定4000億円以上。ボランティア11万人は10日間拘束で報酬ゼロ。しかも経費は自己負担

出典:東京新聞が「2020東京五輪」を懸念している 『ブラックボランティア』 | J-CAST BOOKウォッチ

	
東京五輪のただボランティア問題を追い続けている博報堂出身の著述家・本間龍によると、問題は極めて明確で、「なぜ人件費を払わないのか」というところに尽きると言います。

現在のオリンピックは純粋なアマチュア精神どころか国際的なビジネスと化しており、オリンピック組織委員会は名だたるスポンサー企業から推定4000億円にも及ぶスポンサー料を受け取っており、運営資金は十分あるはず。にも関わらず、なぜ高スキルの人々をボランティアとしてタダ働かせようとするのか。やっていることはブラック企業と同じではないか?と。
会社の最寄り駅にあるラグビーワールドカップ2019ボランティア募集のポスター。

なにが『一生に一度だ。』だよ!
そんな誘い文句にひっかからねぇよ(笑)



	
返信先: @SNn4hOTBHDolFOGさん
ずっと書いてますが、人を雇えよって思っています。
1万人1日2万円で1カ月で60億。
70億あれば当面なんとかなるんじゃないですかね?
イージスアショアかオスプレイ止めれば楽勝。
政府だけでなく議員全員が何故そう考えられないのか‼️
	
返信先: @shijin_ni_narenさん
少なくとも、アテンド、ヘルスケア、テクノロジー、メディア、式典はボランティアが担うことではないだろう。そこミスったら運営や命に支障といった分野にボランティアを投入するのは無責任であり、運営側の誠意を疑う。何かあったらボランティアに押し付ける気満々ではと思えてならない。
	
返信先: @ful___さん
ちなみに五輪には無給である決まりはないのだそう。現に、リオでは無給と有給ボラがあり、無給は過酷過ぎて殆どの人がボイコットしてしまったのだとか。
ロンドンオリンピックでのボランティア役職にも通訳、医療サービスなどはある。ロンドンオリンピックで支給されたものもiCカード以外共通。
	
返信先: @uni_scotchさん
片道3時間、旅費1万1000円かかる位置にある東北大で学生に向けての 説明会。
皮肉でもなんでもなく、まさに じゃないか。
いや、旅費や滞在費まで自己負担だからそれら以下!
	
2020東京オリンピックは実に「日本らしい」イベントだ。中高生から社会人まで、ボランティアに託けて十数万人規模の労働力を酷暑下で徴発。その上、今度は「買い物を控えろ」「タダボラ参加の為に休め」などと言い出した。既に、皆で不幸になる為のイカれた集団主義的イベントに成り果てている。
	
みんな、東京オリンピックを嫌いとか手伝いたくないわけじゃない。どうせやるなら盛り上げて成功させたい。

ただ、手伝う人達に支払われるお金をJOCと電通が搾取して、タダボランティアさせるのはおかしい、と言っているんだよな


	
熱烈なる愛国に燃えるネトウヨの皆さん! 今こそ出番です!オリンピックのボランティアに参加しようではありませんか。日頃の上意下達の指揮系統をフルに活用できるチャンスです。美しい日本、滅私の心が鍛えられます。燃えろ一億火の玉だ☄️ 今こそご恩に報いましょう?
	

あの竹中平蔵氏が会長を勤める人材派遣最大手パソナもやはり絡んできました。タダ働きさせるボランティアの募集でいくら儲けるんでしょうか?ちなみに契約金額は非公開。

前回のリオ五輪ではボランティアが失踪する事態も

ブラジル・リオデジャネイロでも当初5万人以上で組織された無償ボランティアのうち、1万5000人がオリンピック開幕から1週間で姿を消しています。
多くのボランティアが辞めざるを得なかったのです。スケジュールがめちゃくちゃで、2週間ぶっ続けで働かなければならなかったからです。多くの人が、食事のせいで辞めました。だって、8時間、9時間働くように言われているのに、支給されたのはお菓子が少しだけ

出典:ボランティアが苛酷な労働で次々と姿を消す「2週間ぶっ続けで...


コパカバーナのバレーボール会場で観戦者の道案内のボランティアをしていたルイス・モレイラさんのコメント。彼もオリンピックには参加する価値がないと判断したボランティアの一人。


タダボラを「過去の大会も全てそうだったから」というのは悪質なデマ。リオには有償ボラがいて、長野はボラの宿泊費を払っていた。組織委のデマを徹底論破した唯一の書、7月7日発売!
ブラックボランティア (角川新書)
	
返信先: @ful___さん
ちなみに五輪には無給である決まりはないのだそう。現に、リオでは無給と有給ボラがあり、無給は過酷過ぎて殆どの人がボイコットしてしまったのだとか。
ロンドンオリンピックでのボランティア役職にも通訳、医療サービスなどはある。ロンドンオリンピックで支給されたものもiCカード以外共通。
	
リオ五輪みたいに「我々は給料をもらっていないので、通訳の正確性は保証しない」とか「この気温の中、日本の子供たちも運動を強いられています」とか横断幕持って空港ロビーに立つボランティア(義勇兵)ならやる人それなりにいるんじゃない?
	
写真:東京五輪のメイン会場・新国立競技場周辺での気温計測 (2018年7月14日)

「人が死ぬんじゃないか?」 海外でも東京の異常な暑さが注目されている

この夏の日本列島は連日猛暑が続き、7月14~16日までの3連休中には全国で5616人が救急搬送、そのうち14人が熱中症で死亡。。。 当然、2年後の東京五輪の際にはどうなるのか、と心配になりますよね。五輪が開催されるのは7月24日~8月9日までの夏真っ盛りの時期。こうした暑さの中で競技を行うというのは、素人目に見ても大丈夫なのか?と疑問に思ってしまいます。

英国の「タイムズ」紙は今年1月、「東京五輪では選手だけでなく観客も極度の蒸し暑さによる熱射病で死亡するリスクにさらされている」と報じている(引用)

つまり、大会運営スタッフやボランティアも同じに環境に晒されると考えるのが普通ですね。
日本の夏は高温多湿。こんな環境下で高校野球をやっていることがおかしいのです。五輪では欧米の選手と観客が蒸し暑さのせいでバタバタ倒れ、死者が出る可能性もある。沿道の観客は応援に没頭するあまり水分補給を忘れて倒れるでしょう。本当は安全のために秋開催に変更するべきですが
ー医学博士の米山公啓氏

出典:(3ページ目)英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック...

	
ある世代以上は、1984年のロサンゼルス五輪の女子マラソンで熱中症になりふらふらになってゴールしたスイスのアンデルセン選手の姿をまだ覚えてると思うけど、ロサンゼルスの8月の平均最高気温がたかだか25℃前後だと知り、東京の現在の気温を眺めながら2年後の東京五輪の恐ろしさに想いを馳せている。
	
英スカイ・ニュースも日本の殺人的猛暑を報道。そして記事は「東京が2020年夏季五輪の開催地として適切かどうか懸念が高まっている」と結んでいる。 The sweltering heat has raised concerns about the suitability of Tokyo as a venue for the 2020 Olympics
	
インドの新聞に「東京五輪は危険な暑さ」と言われている。たしかにデリーより東京のほうが暑い。

heat is on: IOC braces for scorching Tokyo Olympics 2020 via @htTweetson-ioc-braces-for-scorching-tokyo-olympics-2020/story-Qe3BkqENB0qAOyJqNQT0LL.html
	
さっきスマホを見ると 岐阜県多治見 5年ぶりに 40度に到達したとのニュースが。お風呂の湯温じゃないの、40度って。数字を見るだけで、汗が出るわ。昨日のテレビで アフリカの人が日本の方が、本国より暑いと言ってたわ。東京オリンピックどうなるんやろねぇ〜
	
自分の中で最強に暑いであろうと考えるアフリカのカイロの気温を見ると最近1週間は東京とそんなに変わらないっていう…
東京の暑さはもはやアフリカ並なんだな。
	
3歳から7歳までアフリカで暮らしてたぼくが保証するけど、今日の東京間違いなくガーナより暑いよ。みんな自信持って。アフリカでもやっていける
	
【悲報】
世界各地の黒人国家より東京の方が暑いことが判明

【悲報】
世界各地の黒人国家より東京の方が暑いことが判明

【悲報】
世界各地の黒人国家より東京の方が暑いことが判明

【悲報】
世界各地の黒人国家より東京の方が暑いことが判明
ベオグラードはアフリカじゃないから間違いですがww
単に気温が高いだけでなく、日本は湿度が高いから危険だ。このままだと東京五輪で惨事が起きる。JOCや日本のマスコミは安倍晋三に忖度して何も言わないから、IOCの理事の中で常識と勇気のある者が日程変更を提起しないといけない。あるいは誰か有力者がバッハに進言するとか。
	
今日のようにクソ暑い中オリンピックやった結果、熱中症でボランティア学生がバタバタ倒れてその様子を見た東京都や政府が「頑張る彼らへ応援を!」みたいに言い出したので、熱中症は応援では克服できないから五輪辞めろと言ったらバカ共に"頑張ってる人を批判するな!"と叩かれるところまでは読めてる
	
日本気象協会の熱中症警戒情報によると、今日明日にかけては殆どの時間帯で警戒~危険の水準に達しています。こんな猛暑では日常生活に困難をきたすくらいなのに、そこでスポーツの祭典なんて信じ難い話。生命の危機。五輪ボランティアが有償だとしても逃げ出すレベル。
	
この酷暑を経験して、東京五輪のボランティアやろうという人、どれだけいますかね。灼熱の太陽の下で外国人の道案内とか。若い人はともかく、体力の弱った高齢者はやめた方がいい。熱中症になって命取りになる。周りに迷惑をかけることになる。東京都、どうするんだろう。
	
もちろん、運営側も手をこまねいているワケでは無く、対策を練っているみたいですが・・・

大会の組織委員会がIOC(国際オリンピック委員会)理事会に提出した競技スケジュールによると、マラソンのスタートが予定より30分前倒しに。日程は一年で1番暑い7月下旬から8月上旬のまま、新国立競技場は屋根も無い。暑さだけでなくゲリラ豪雨も心配です。

暑さ対策は打ち水?首に濡れタオルを巻く?!

東京五輪の熱中症対策は首に濡れタオル。小池百合子、「竹槍でB29に向かっている」と揶揄される | netgeek
	
例の博打大臣率いる国交省が、真夏に開催される東京五輪期間中、選手や観客の熱中症予防策として道路への打ち水や浴衣、よしず活用を発表したが、脳天気にも程がある。安倍晋三!今現在、熱中症で亡くなったり倒れる児童がいるのに、全国の学校、体育館にクーラーをつける事を発表しろ!避難所にもな!
	
東京五輪、暑さ対策で打ち水 というのを見て、水島新司「球道くん」17巻をひっぱりだしてしまった。
	
緑のたぬきの小池さんはジョーク好きだ。東京五輪の猛暑対策に「首に濡れタオルを巻くといい」ときた。「打ち水を」とも言ったらしい。脱力の笑いは取れるよね。そこへ外務省が「盆踊りとラジオ体操で東京五輪を盛り上げよう」だってさ。このギャグには膝から崩れたよ。能天気な人達が上にいるんだね。
	

ボランティアに駆り出されるのは誰か

実際、東京五輪のために10日以上というまとまった期間、仕事を休んで参加できる人はどれくらいいるんでしょうか?いちばん時間もありモチベーションも高いのは高齢者だと思いますが、酷暑の中で活動することを考えてると、オリンピック組織委員会は使いたがらないはず。

政府は通常のお盆休みから五輪期間中(7月24日~8月9日)を中心に夏季休暇を振り替えるよう首都圏の企業に協力を要請する予定。
また、社会人が大会ボランティアに応募するための「ボランティア休暇」についても検討中だといいます。
一番のねらいは学生でしょう。組織委員会の基本計画書にも、学生をボランティアに参加させるためにいろいろ施策を打つ、ということが書いてあります

出典:本間龍さん×白石草さん(その1)2020東京オリンピック「...


スポンサー企業も社員に「ボランティア休暇」を取らせて参加させるだろうけども、働いていない学生の方が動員できる可能性が高い。
スポーツをやっている学生は縦のつながりがあるから、動員しやすい

出典:本間龍さん×白石草さん(その1)2020東京オリンピック「...

	

東京オリンピックボランティアの問題に警鐘を鳴らし続る本間龍さん、オルタナティブメディア「OurPlanet-TV」などでオリンピック関連の取材経験も豊富なジャーナリスト白石草さんの東京オリンピックをめぐる対談。必読です。

そもそも、ボランティア=無償という意味ではない

ボランティアという言葉は、自発的に何らかの活動にコミットするということ。有償のボランティアだってもちろんあり得る、白石さんはそう語ります。
PTAとか消防団とか、日本に昔からある「ボランティア団体」的なものって、ある種の国家や行政の下にある組織がほとんど。仕事じゃないけど、でもそこに行くのは自発的というよりもある種の強制。

出典:本間龍さん×白石草さん(その1)2020東京オリンピック「...

	
「無償奉仕」みたいなあり方が戦前からインプットされているから、強制的に動員されることへの抵抗感は弱いのかもしれない

出典:本間龍さん×白石草さん(その1)2020東京オリンピック「...


つまり、逆に言えば国民の間での「労働者の権利」に対する意識も低い、ということなります。
国家や行政、企業の下請けのようなことを強制的にやらせたい

出典:本間龍さん×白石草さん(その1)2020東京オリンピック「...

	
ブラック企業や学校などでも、社員や教師が「ボランティア」「自己啓発」の名目で休日出勤させられている話はよく聞きますよね。東京五輪は規模こそ違えど、国家と日本経済を牛耳る大企業のために、「ボランティア」の名のもと国民に強いる無償労働ではないでしょうか。


複数の学生から、大学当局から五輪ボランティア応募要項が学内メールで届いたとの情報あり。文面は事務的だが、組織委ページへのリンクもある。これで応募した学生がもし熱中症で倒れて後遺症などが残ったら、当然大学当局の責任が問われることになる。
	
心あるお父さんお母さん、どうせやらなきゃいけないPTA役員、来年やりましょう。
灼熱の東京の夏に、子どもをオリンピックボランティアという名の学徒動員に駆り出されないように、学校から話が降りてきたらすぐに反対するのです。
間違いなく死人が出ます、子どもを守ろう。
	
東京の父兄は真夏の東京がどれだけ過酷か知っているのでボランティアに反対する人多いかもしれないけど、それ以外の地方の方は分からないだろうから遠方から学徒動員されるかもしれない。
草むしりするだけで人が死んでます。夜中でも朝でも人が死んでます。
来ないで、絶対に。
	
ボランティアの待遇の件といい、この祝日増やさず移動する件といい、
東京五輪の運営がPRした「おもてなし」って日本人の犠牲の上に成立するものだったんだな。

東京五輪 開会式前後で4連休 閉会式3連休 法律が成立 | NHKニュース
	
【?東京2020マスコット ネーミング発表?】
東京2020オリンピックマスコットは「」。 東京2020パラリンピックマスコットは「」に決定。
	
【関連記事】
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます!
この記事が気に入ったら、ぜひfacebook / Twitterでシェアして拡散お願いします。

この記事が気に入ったら

いいね!しよう

Sharetubeの最新記事をお届けします

著者プロフィール
LOUD MINORITY.

Our voice has power 日本のブラックな社会システムにドロップキックするアカウント