南海トラフ地震で賃貸物件に傷つけない厳選9つの耐震グッズ

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国から南海トラフ地震対策についてさまざまな情報が発信されています。


持家の方は自分の家だから対策ができますね。耐震化する補助金もあります。


しかし、賃貸の人はそうはいきません。賃貸物件の耐震化はできませんが、部屋にあるさまざまな物の地震対策はなんとかしたいものです。


ただ、賃貸は現状復旧があります。どのようにすればいいか?傷をつけないでどのようにすればいいか見ていきましょう。

賃貸で地震対策はしていいの?

日本は地震大国、世界でインドネシアに続く2番目に地震が多い。しかし、わかっていても地震対策は簡単にできません。


持家ならわかるが、賃貸物件はどうすればいいのでしょうか?

基本はできるだけ入居した状況のままで退去することですが、地震対策する場合は、壁に釘をうつことがあり部屋に傷が入ります。

部屋を傷つけてもいいの?

賃貸物件は部屋に釘を打つことはNGになっていることが基本。


退去時、クロスの変色や目立たない傷であれば、貸主(大家側)が負担することになりますが、貸借人の責任でしたものは元にもどさないといけない。

マンション、アパート、一軒家の貸借人(借りている人)は、退去するときは入居したときに元の状態に戻すことが契約になっています。


地震対策をしようと思っても勝手にしていたら、退去時に敷金返還はなくなる。それどころか傷が入ったら高額請求されることがあるかもしれません。


※何も知らない貸借人は、不動産会社や大家が言うがまま無茶な請求に応じている場合もあるので注意が必要。

部屋に傷をつけるのであれば、管理会社や大家に、地震対策の許可をとってからでないとダメ。


管理会社や大家が口頭でOKをだしたとしても、退去のときの費用は別ということもある。書面にサインしてもらうようにしてください。


既に入居している場合は、できないと言われれば釘をうつことはできません。
入居前であれば地震対策はどこまでしていいのか聞きましょう。OKであれば契約書にきちんと「地震対策のために釘は打ってもいい」記載をしてもらいましょう。

地震対策後に大家や管理会社がそこまでするとは思ってなかったといわれることもあるので、可能な限り具体的に記載してもらいましょう。


退去時にもめるようなこともあるので、入居前に各部屋の撮影をしておきましょう。


責任がないのに退去時に高額請求されたら、支払いを一旦保留にして国民生活センターか消費者センターに相談してからにしましょう。

地震対策以前で賃貸物件が危険なこともある

これから入居する人は、賃貸物件の決め方に危険性もあわせてチェックしてほうがいいでしょう。

賃貸を決めるときは、支払う家賃・管理費・駐車場の有無・間取り・近隣の施設・駅までの距離・交通機関のアクセス・子供が通う学校・病院・治安などによって決めます。


そこに、浸水予想区域地図・土砂災害・津波や高潮・地震などの危険性はどうなのか、もしそのような災害があって火災があったとき消防車が入れる道なのか、地震で液状化しやすい土地か?避難場所までの経路はどうかなども条件として考えるのです。

本日(2018年9月6日(木))北海道で震度6強を観測した地震がありました。午前8時震源に近い厚真町で大規模な土砂崩れが発生しました。地域によっては液状化があり、停電が発生。


被害者の方々に心よりお見舞い申し上げます。土砂崩れにあった地域の人が救出されることをお祈りします。


特に、地震の揺れが土砂災害にあうような土地は、地震の揺れによる建物の倒壊や部屋のなかのものが倒れてケガだけですみません。


土砂によってどうすることもできない状況になってしまうのです。

賃貸で部屋の地震対策ができない場所であれば、せめて危険な場所を選ばないようにしましょう。
ハザードマップは以下のURLでチェックできます。
ハザードマップの見方を解説しているサイトは以下です。
液状化マップは以下サイト
入居しているところが、築年数が古く耐震性に問題がある場合は、引っ越しを検討したほうがいい。


そこまで調査して住まいを考えることは、地震の経験がない人からすればクレイジーに思うでしょうが、地震にあえばその気持ちがわかるでしょう。

地震があった場合は保険で大家が賠償してくれるの?

地震が発生しても大家が地震保険に入っているだろうから、何かあっても心配ないのではと考えている呑気な人もいますね。


地震は天災であって大家のせいではありません。地震によってアパートやマンションが倒壊すればそれを修復するための費用は大家が保険を使います。

そこには貸借人に対しての補償は一切ありません。地震で倒壊してケガをした。家財が壊れた。津波で流されたとしても大家のせいではないのです。


それらのことに対しては貸借人が自ら地震保険に入ることになるのです。


大家に賠償があるとしたら耐震基準を守らず倒壊してケガや死者がでた場合です。


しかし、冷静に考えましょう。死ぬかもしれないようなところに入居して賠償責任のことを考えても意味ないでしょう。

賃貸物件の地震対策はどうする?

賃貸物件では、部屋に傷をいれてはダメですが、どのように地震対策をすればいいのでしょうか?


何もしなければ、部屋のなかで倒壊したもので避難できずにケガや死んでしまうことにもなります。


どのような物の地震対策が必要なのか見ていきましょう。

冷蔵庫

地震発生で最も危険と言われているのが冷蔵庫です。重量が重く倒れると軽症ではすまない。ケガにならなかったとしても、冷蔵庫が非難経路をふさぐことにもなるのです。


冷蔵庫の地震対策は、転倒防止グッズでもL字型金具で固定するのが一般的です。


賃貸で使用できる耐震グッズは、伸縮棒・接着テープ・ストッパーなどがあります。

タンス

冷蔵庫と同じくらい危険なのがタンス。タンスは部屋に1つは必ずありますね。

就寝しているときに地震が発生すれば、就寝する場所の頭とか足元にあれば、そのまま転倒して下敷きになってしまう。


賃貸で使用できる耐震グッズは、伸縮棒・ストッパーと壁側に重心をむけるグッズや耐震ジェルなどで転倒対策。開き戸や引き出しが開かないようにする開き戸ロック・引出ロックなどを使います。

食器棚

キッチンにあるもので冷蔵庫のつぎに危険なのが食器棚。転倒するとなかにある食器が飛び出てきて、周辺は食器の破片が散乱します。
賃貸で使用できる耐震グッズは、伸縮棒・ストッパーと壁側に重心をむけるグッズや耐震ジェルなどで地震対策。開き戸や引き出しが開かないようにする開き戸ロック・引出ロックなどを使います。ガラス製であれば、ガラスにフィルムをはります。

本棚

リビング、子供部屋、書斎にある大きいものとして本棚があります。これもキッチンの食器棚と同じで、重たい本が飛んできます。
賃貸で使用できる耐震グッズは、伸縮棒・ストッパーなどで転倒対策。扉があるタイプの本棚は開き戸ロック・引出ロックなどが使えますが、オープンタイプの本棚は、ラバーバンドをつけて本が落下しないようにします。
本棚の本は、下部分に重心がくるように重たい辞書を置くようにして上に軽いものを置くようにしましょう。

電子レンジ

電子レンジは冷蔵庫より軽いですが、それでも重量が25kg前後はあります。何も固定しない状態だと、それが飛んでくることになるのです。
耐震グッズは、レンジストッパーがあります。

地震発生後、家から避難する場合、いつものように玄関から出られると考えてはいけません。家が傾けば玄関があかないこともあります。

窓からでようと思っても割れて破片が飛び散っていたら危険です。ガラスの地震対策は、ガラス飛散防止フィルムを使います。

照明

落下は照明器具もあります。とくに天井に直接取り付けるタイプでないつりさげタイプはつりさげ部分がはずれてそのまま落下することもあります。


つりさげ式の照明器具は、複数の鎖で照明が落下しないようにする。蛍光灯も外れて落下することもあるます。


地震対策のためにあれこれするより、天井に直接取り付けるタイプに取り換えたほうがいい。

テレビ台

テレビ台は、転倒することはありませんが揺れで動きます。そうなれば、その上にあるテレビは飛んでくることもあります。
賃貸で使用できる耐震グッズは、耐震ジェル・ストッパーなどで対策。扉があるタイプは開き戸ロック・引出ロックなどが使えますが、オープンタイプは、ラバーバンドをつけてDVD機器が飛び出さないようにします。

パソコンなども同じやり方でいいでしょう。

賃貸物件は地震対策を厳選9つのグッズで対応しよう

伸縮棒

接着テープ(ベルト)

ストッパー

電子レンジストッパー

家具重心を壁側へ傾ける

耐震ジェル

開き戸ロック・引出ロック

南海トラフ地震の賃貸物件厳選9つの耐震グッズまとめ

賃貸物件は地震対策のため部屋に釘をうつことはできないことのほうが多い。釘を使用する場合は、大家や管理会社に書面で許可をとってする。


これから入居する場合は、地震対策についても管理会社に聞いて契約書に具体的な内容を記載してもらう。


賃貸物件を選ぶ時は、浸水予想区域地図・土砂災害・津波や高潮・地震・液状化についてハザードマップをチェックしてから決める・

賃貸物件の地震対策グッズ9つを参考にして地震にそなえましょう。

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ひとりでも多くの方々が南海トラフ地震について理解してもらい、被害を最小限にしていければと願っています。

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Sharetube