「犯人は本当に人間なのか?」茨城殴打事件の野口裕美とは?
茨城県竜ケ崎市の路上で無職の男(30)が、女児(10)をわいせつ目的で襲い顔面を殴ったり顔を踏みつけたりして、意識不明の重体にさせた。女児の顔は本人と分からないほど腫れ上がっていた。
事件は、14日午後4時前、茨城・龍ケ崎市の路上で起きた。小学5年生の女の子は、国道6号線から側道に入った歩道の上で、男に襲われた。
女の子は、あおむけの状態で倒れていたという。
国道側から事件現場を見てみると、生い茂る草で、大人でも姿が見えない状態で、現場の様子は全く確認できない。
通報した男性は「『大丈夫?』と最初、(女の子に)声をかけたんですけど、何も反応がなくて。(どんな状態で横たわっていた? )あおむけだったんですけども、かろうじて息をしているくらいで、もう目は開いていなくて。相当、殴られていた感じでしたね」と話した。
その後、女の子は、ドクターヘリで千葉県内の病院に緊急搬送されたが、脳出血などで、今も意識不明の重体になっている。
女の子は、目から下の骨が、ほとんど折れてしまっているという。
この残忍な犯行に及んだ男は、どんな人物なのか。
傷害の疑いで逮捕されたのは、自称・無職の野口裕美容疑者(30)で、女の子の顔を殴りつけたあと、現場から逃走した。
通報した男性は「通行人の人は、犯人を見ていたらしくて、それを追いかけるって言って、自転車を飛ばして行っちゃって」と話した。
たまたま現場を通りかかった男性が、自転車で、逃走した野口容疑者を追いかけた。
そして、野口容疑者は、現場から500メートルほど離れたボウリング場に逃げ込んでいた。
向かった先は、フロントを通らずに進める、男子トイレの中だった。
ボウリング場の従業員は「奥のトイレです。一番奥のトイレなんですけど。出てこなければ一番いいなと思ったんですが、
(野口容疑者がトイレから)出てきちゃったので...」と話した。
トイレから逃げようとした野口容疑者に対し、従業員らは、ごみ箱などを盾にして語りかけたという。
ボウリング場の従業員は「ちょっと(ごみ箱を)盾にしながら、『すみません、待ってもらえますか』と言ったら、素直に
従っていただいたんで、警察に引き渡しできるように待っていた感じですね」と話した。
そして5分後、警察官が現場に到着し、野口容疑者は、その場で緊急逮捕された。
野口容疑者は、これまでの調べに対し、「女の子にいたずらしようと、わいせつ目的で複数回殴った。面識はなかった」などと供述しているという。
野口容疑者は、牛久市にある自立支援センターに入所していたということで、警察は、野口容疑者の犯行直前の足取りなどを、さらにくわしく調べている。
14日夜、FNNの取材に応じた被害児童の母親は、「かなり顔が腫れていて、本人ということがわからないということですね。
容体は、本当に危険な状況です。(きょうは)たまたま家で遊んでいて、たまたま外に出ちゃったというだけで。(どんなお子さんなんですか?)人なつっこくて、すごく明るい子です。なにも殴って、顔がわからなくなるまでしてほしくなかったですね」と話した。
あまりにも理不尽な今回の事件。
これからの夏休みシーズン、外で遊ぶ機会が増える子どもたちの安全は、どのように守ればいいのか。
NPO(民間非営利団体)法人「体験型安全教育支援機構」の清永奈穂代表理事は「日中、人けのない道は、1人では歩かせないというのは、必要だと思います。後ろからついてくる人、前で待っている人がいた時には、何か
おかしいなということを早めに察知することが大事だと思います。何か起きる前に、できれば逃げ込む、声を出す、防犯ブザーを鳴らすなど、練習を今のうちにしておいて、いざという時に、できるようにしておくことが必要だと思います」と話した。
野口容疑者が入所していた施設側は、野口容疑者が、就労支援を受けていたことを明らかにしたうえで、「穏やかで、問題行動などは見られなかった」としている。
見ず知らずの男に顔を殴られるなどして、意識不明の重体となっている小学5年生の女の子の母親は「かなり顔が腫れていて、本人ということが、わからないということですね。容体は、本当に危険な状況です。殴って、顔が わからなくなるまでしてほしくなかったですね」と話した。
10歳女児の顔面殴打の30歳犯人、精神科に入院歴も 自立支援施設で就労訓練
小5女児意識が回復 会話できる程度に
犯罪者から子どもの安全を守る
犯罪者は「近づきやすく」「逃げやすい」「いいなというイメージの場所」を狙っていきます。まさにこの現場は、一見見通しは良いですが、横からは見えにくく「近づきやすい」、横道、裏道が近くにあり、「逃げやすい」、そして普段人通りがないので人目がなく、反対側に飲食店もあるが視線が通りにくく、車の音で、悲鳴を上げたとしても音が通りにくい、まさに「(はんざいしゃからみて)いいな」と思わせる場所でした。こういう場所で子どもの安全を守るにはどうしたらよいか。3つポイントはあります。一つは、環境を整えること。犯罪者はその土地が荒れているかいないかを見ていきます。草がぼうぼう生えているか、放置自転車があるか、落書きがあるか、掲示板が汚れているかなどです。なぜか。住んでいる住民が、その場所をきれいにしようと努力しているところは、もし自分が悪いことをすると見とがめられる確率が高いからです。しかし荒れている場所は、もし自分が悪いことをしても許される=つまり誰も見とがめられないと思うのです。 側道や、国道の横は、責任の所在があいまいで全国どこでも荒れている場所が多いのが現実です。しかしこれを放置していると、子どもや女性への犯罪、また高齢者を対象としたひったくりなども次々と起きてきます。環境をきれいにすることは犯罪防止につながります。
二つ目は、見守りの目を強化すること。これは登下校の時のみならず、子どもがふらっと一人で歩いていたら、地域の人は「あれ、子どもがひとりで歩いているな、大丈夫かな」と視線を投げかけてあげることです。ただ、今回の場所は、地域の目が行き届きにくい場所でした。では、こういう場合どうしたらよいのか。それが3つ目の「子どもに安全基礎体力をつける」です。
歩く、見る、きっぱり断る、叫ぶ、鳴らす、走る、地べたに寝転んで抵抗する、ひじを挙げてしゃがんで前に走る、噛みつく、などの行動がとっさにできるようにすることが必要です。(詳しいプログラムはこちらのページ)。それには、1.危機がどんなことなのか、どういうことをすれば回避できるのか「知る」、2.今どういうことをしなければならないか自分で「考える」、3.勇気を出してくじけずきっぱりと「行動する」ようにすること。
これは口で言う、耳で聞くだけでは到底できません。
実際にかばんを捨てて走って逃げる、それも相手と対峙したときに6メートル離れた段階で気付き振り返って20メートル走る(写真)、50メートル離れたところでも70デシベルの声は出せるようにするなど、科学的な根拠に基づく体験が必要です。
これから夏休みです。不安に思う保護者の方々、先生方も多いと思いますが、危ない人(「はちみつじまん」)、危ない場所(「ひまわり」)はどこか(危ない人、危ない場所に関しての詳しい説明はこちらのページ)親子で確認し、家の近くを歩いてみましょう。いざという時に駆け込める場所も確保。それがない場合は、非常に気を付けて歩く必要があることも確認
。いざというとき、声が出せるか(パパー、ママ―でもよいので出す練習をする)、ただ声を出すのではなく、体をくの字にして、手足を振りながら前進で危機を伝えられるか、20メートルは走って逃げれるかなど、親子でやってみましょう。
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