【死刑判決】横浜元妻一家殺害事件の「古沢友幸」とは
横浜元妻一家殺害事件
横浜元妻一家殺害事件とは、2002年(平成14年)に古沢友幸が別居中の妻の両親と、妻の前夫の12歳長男の3人を殺害した事件である。
古沢友幸
事件当時年齢 37歳犯行日時 2002年7月31日
罪状 殺人、逮捕監禁致傷、住居侵入、銃砲刀剣類所持等取締法違反
事件名 元妻の家族3人殺人事件
出典:hurusawat"
横浜元妻一家殺害事件とは、2002年(平成14年)に古沢友幸が別居中の妻の両親と、妻の前夫の12歳長男の3人を殺害した事件である。
事件当時年齢 37歳犯行日時 2002年7月31日
罪状 殺人、逮捕監禁致傷、住居侵入、銃砲刀剣類所持等取締法違反
事件名 元妻の家族3人殺人事件
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平成16年3月30日、横浜地裁は古沢に死刑を言い渡した。平成17年5月24日、東京高裁は一審判決を支持して古沢の控訴を棄却。
平成19年11月15日、最高裁は古沢の上告を棄却して死刑が確定した。
横浜市で平成14年、妻の両親と義理の息子の3人を刺殺したとして殺人罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けた同市都筑区、無職古沢友幸被告(42)の上告審判決が、最高裁第1小法廷であった。
甲斐中辰夫裁判長は「妻を実家から連れ戻す邪魔になるというだけの理由で、全く落ち度のない3人を殺害した身勝手な犯行で、酌量の余地はない」と述べ、古沢被告の上告を棄却した。古沢被告の死刑が確定した。
一審で古沢被告は「殺意はなかった」とし、弁護側は傷害致死に当たると主張していた。検察側は論告で「自分の憤まんを解消するための犯行で残虐かつ悪質だ。動機は身勝手で酌量の余地はない」と述べた。
判決で小倉裁判長は「殺傷能力の高い凶器で何度も刺し、倒れた後も放置するなどしており、殺意があったというべきだ」とした。そして「元妻の拉致目的のため、3人を巻き添えにした身勝手で残忍な犯行」と述べた。
二審でも古沢被告は「殺意はなかった」と主張した。
判決で安広裁判長は「被害者を多数回刺し、戦闘用の高い殺傷能力を有した刃物を使うなど、確定的殺意をもって犯行に及んだ」と指摘した。
2007年10月15日の最高裁弁論で、弁護側は「計画的に殺したわけではなく、確定的な殺意もなかった。死刑は重すぎる」として無期懲役を求めた。検察側は「残虐な犯行で、何の落ち度もない3人の命を奪った。殺意を否認するなど不自然な弁解に終始している」と上告棄却を求めた。
判決で甲斐中辰夫裁判長は「妻を連れ出す邪魔になるという理由だけで、全く落ち度のない3人を殺害しており、極めて身勝手。逃げようとする被害者を次々と刃物で突き刺した誠に悪質な犯行で、反省していることを考えても死刑はやむを得ない」と述べた。
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小川敏夫法相は、2012年3月29日死刑囚3人の刑執行を命じた。死刑の執行命令が出されたのは、千葉景子元法相時代の平成22年7月以来となる。関係者によると、死刑が執行されたのは、
山口県下関市のJR下関駅で平成11年、15人を死傷させた上部康明死刑囚
横浜市で平成14年、元妻の両親ら3人を殺害した古沢友幸死刑囚
宮崎県で平成13年、女性2人を殺害し現金を奪った松田康敏死刑囚
の3人である。
横浜市の一家3人殺害事件で、義兄だった古沢友幸死刑囚(46)に両親とおいを殺害された宝飾職人の宇治川勝義さん(46)は「ようやく死刑が執行された」と安堵した。古沢死刑囚から謝罪はなく、宇治川さんは「執行までの間に、一瞬でもいいから後悔する瞬間があったことを願う。生きる励みだった執行が実現し、逆に気持ちの糸が切れた感じもする」と話した。
古沢被告の元妻は2004年3月30日、犯罪被害者給付金支給法に基づき給付を申請。同法は被告と被害者や遺族が、夫婦や親子の関係にあった場合、被告が給付金を得る可能性があるとして、給付金の支給対象外としてきたが、公安委員会は、夫婦の実態がないことなどから「特段の事情があるときは規定にかかわらず支給する」との特例規定に当たると判断し、2006年12月20日、元妻・元妻の実弟・元妻の前夫に各約55~165万円を支給した。
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