今夜はどんなアニメを見ようかな。パート9
今日は泣きたい。
今日は1日疲れた。涙なしでは見られないアニメが見たい気分だ。
大人には、誰にも見られずただ泣きたい日だってある。
色づく世界の明日から
今夜は色づく世界の明日からを見ていこうと思う。
作品紹介
魔法使いの血を引いていながら魔法を使えず、幼いころに色を知覚できなくなり、モノクロの世界で他人を避けるように過ごしてきた瞳美は、ある祭りの日の夜に祖母の月白琥珀から突然「高校生の時の私に会いなさい」と言われ、彼女の時間魔法によって訳も分からないまま60年前の2018年に送られてしまう。気づくと、瞳美は見ず知らずの男子高校生・葵唯翔の部屋におり、急いで彼の家から逃げ出す。その後、紆余曲折の末に何かを描く唯翔を見かけてタブレットを覗くと、瞳美の目に鮮やかな色がついた彼の絵とそこから泳ぎ出す金色の魚が飛びこんできた。
※出典 Wikipedia
1話のあらすじはこんな感じです。
ファンタジーな世界観だとパッと見は思うかもしれませんが、話を追っていくとあくまで現実の世界に魔法というものが存在しているだけという風に捉えることができます。
この作品の見所
この作品、題名に『色づく』と書いてあるだけにまず色彩が綺麗です。
ただ綺麗というわけではなく『芸術的に美しい』と形容するべき作品です。
しかし主人公の瞳はそんな美しい世界の色が見えないという悩みを抱えていました。
そんな瞳がある人の絵を見た瞬間色が瞳に飛び込んできます。
この瞬間だけでも見る価値があります。
話が進んでいくうちになぜ瞳は色が見えないのか、なぜ彼の絵だけは色が見えるのか。
その全貌が明らかになる最終話。涙なしには見られない作品です。
個人的には自分の事を認めてこなかった瞳が友達や家族と触れ合っていくうちに心を解いていき自分と向き合っていく姿にも感動を覚えます。
この作品にある魔法というものがファンタジーと形容できない部分もここにあります。
魔法という道具は、この作品の世界観を美しく彩る一つのアイテムに過ぎません。
魔法は誰かのために使うもの。
誰かの小さな幸せの為に使うもの。
世界を儚くも鮮やかな色に包むもの。
学生時代に誰もが感じた思い出の美しさ、世界の鮮やかさ、小さな思い出でもあなたの心に刻まれている景色ってありますよね?
作品を見ている人にもそれを思い出させてくれる作品になっています。
全てが美しく収束する最終話まで、ハンカチを用意して観てください。
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