食生活に忍び寄る砂糖の危険性 映画『あまくない砂糖の話』

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映画で見る砂糖の危険性

	
	
オーストラリアのデイモン・ガモー監督による、砂糖に潜む危険性を訴えるドキュメンタリー映画『That Sugar Film』が、アンプラグドの配給により『あまくない砂糖の話』の邦題で2016年春よりイメージフォーラムほかにて全国公開されることが発表された。


本作は、ガモー監督自らが実験台となり、1日にスプーン40杯分の砂糖を60日間摂取し続けるとどうなるか?を記録したドキュメンタリー映画で、本国オーストラリアでは、ドキュメンタリー映画動員のNO.1を記録した。


「1日ティースプーン40杯分の砂糖を摂取すること」

「摂取するのは、シリアルやヨーグルトなどの“ヘルシーな”食品に含まれる“隠された”砂糖」

「清涼飲料水、アイスクリーム、菓子類、チョコレートは食べないこと」

「つねに低脂肪食品を選ぶこと」

「実験前の運動量は維持すること」と

いったルールを設けた60日の生活を撮影。

出典:砂糖に潜む危険性訴える豪ドキュメンタリー公開 - TOPICS - webDICE

	

砂糖を摂りすぎると「虫歯になる」「太る」くらいにしか思われていない。実際は?

○砂糖とビタミン

砂糖はからだの中のビタミンやミネラルを食い荒らします。

「脳ビタミン」ともいわれるビタミンB(特にB1)は、

糖を分解する過程で使われるビタミンで、脳のはたらきには欠かすことができません。

砂糖の摂取でビタミンBを浪費します

出典:特集「砂糖」

	
ビタミンBが少なくなるとイライラし感情の制御がしずらくなる

○砂糖とカルシウム

砂糖は強い酸性食品です。食品のアルカリ性や酸性はどちらがいいということではありせん

多量の酸性食品=砂糖を摂取するとどうなるでしょうか?

体内では血液の状態を中性に維持しようと、

アルカリ性のカルシウムイオンを動員します。

つまり砂糖の過剰摂取によって、からだの中のカルシウムは骨を作るのに使われず、

体外に排出されてしまいます。

若い頃は問題ないように思える砂糖の過剰摂取は、

知らぬ間にカルシウムを骨から抜き取り、

骨粗鬆症の下地を作っているのではないかと考えられています。

出典:特集「砂糖」

	

砂糖を取りすぎるとアルツハイマー、記憶力の低下、痴呆症になりやすい

ハーバード大学のEmily Deans 氏は、「高血糖とアルツハイマー病」という論文において、次のように述べておられます。

 「パプア・ニューギニアのキタバKitava島では、イモ、ココナッツ、魚を食べている。西洋の食品は入っていない。イモ(炭水化物)を多く摂取するが、空腹時のインスリン濃度は低く、認知症は見られない」。


ハーバード大学のハーバード健康レター誌の編集長Heidi Godmanは、次のように述べています。

「役に立つのは、高度に精製された炭水化物を減らすことである。特に、次のようなものを加えられた食品を減らすことである。砂糖、果糖の多いコーンシロップ、粗糖、シロップ、蜂蜜、濃縮果汁」


順天堂大学の白澤教授は、「マイルドドラッグの中心となっている『砂糖』『油』『塩』は、老化を進行し、病気を招く危険因子でもあります」と述べておられます(「砂糖をやめれば10歳若返る!」、)。

出典:無題

	

砂糖などのを摂取し死亡者数は?世界で年間18万4000人

炭酸飲料などの糖入り甘味飲料を原因とする死者数は、世界で年間最大18万4000人に上るとの研究結果が、6月29日の米医学誌「サーキュレーション(Circulation)」に掲載された。

論文中で「糖入り甘味飲料」と呼ばれているものの摂取に起因する糖尿病での世界の死者数は約13万3000人に上るという。また、循環器系疾患では同約4万5000人、がんでは同6450人と試算された。

糖分の多い飲み物に起因する死亡率はメキシコが最も高く、推定される死亡者の割合は成人100万人当たり450人に上るとされ、米国の成人100万人当たり125人がそれに続くという。

出典:砂糖入り飲料の摂取と関連か、年間死者数18万人以上 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

	

世界の反応

「砂糖は毒」として、米国の小児科医らがたばこや酒のように税を課すべきだとの意見を2日付の英科学誌 ネイチャーに発表、砂糖や飲料の業界が一斉に反論する事態になっている。 世界中で増加する糖尿病や心臓病の原因について、カリフォルニア大学のラスティグ教授らは、肥満だけでなく 「この50年間で砂糖の消費量が3倍増えた」として「砂糖の消費と関係している」と主張。

出典:2月8日の夕飯 ( フィットネス ) - 幕内秀夫の食生活日記 - Yahoo!ブログ

	
2016年10月11日、世界保健機関(WHO)は肥満や糖尿病を減らすため、砂糖の入った飲料への課税を進めるように各国に呼びかけました。

WHOは、砂糖入り飲料などの消費は「肥満や糖尿病に苦しむ人々を世界で増やす主要因だ」と指摘。価格が上がれば、消費が減る明確な証拠があるとし、「政府が課税すれば、人々の命を救える」と訴えた。

WHOによると、2014年には世界で18歳以上の39%が「過体重」だった。糖尿病患者の数は1980年に1億800万人だったが、14年には4億2200万人に増えている。

出典:白砂糖の害は恐ろしい


ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2015/02/post_8890_2.html

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Lみたいに甘いものを食べるのは止めましょう